三途の川より新世界へ向かう宇宙船
今日の宇宙画像は、2006年に打ち上げが予定されているNASAの新しい宇宙船、ニュー・ホライゾン(新視界)です。
愚痴になりますけれどもこうして新しいNASAのロボット宇宙船の計画を見ると、日本の宇宙開発の「雑さ」が否が応でも目立ちます。
予算規模のみならずほとんどが「アメリカの企業」頼みで自前のノウハウが無いも同然です。
来年に予定していた気象衛星にしても企業の「倒産」で衛星がほしければさらに金を出せと「脅迫」さえされています。
税金による運営なだけに失敗したら神妙に頭を下げればいいことという官僚思想に満ちているのかもしれません。
さて、付録の立体視画像で私「失敗」をしました。訂正も癪なので、そのままにします。どこかお分かりになりますか?
木星でのニュー・ホライゾン
Painting Credit & Copyright: Dan Durda (SwRI)
説明:
冥王星-カロン体系の最初のクローズアップ探究とカイパー帯の氷の住人に向かって進むNASAのニュー・ホライゾン(新視界)宇宙船は、外への境界となるロボット調査のアーティストの光景としてここに描かれています。
1年ほど後の2006年に打ち上げ予定の465キログラムの宇宙船を表して、ガス巨人木星の接近飛行の後に劇的な場面が続いて起こります。
木星接近飛行が重力を利用する操縦が燃料を保存する一方、太陽系の外への範囲の旅行時間を節約します。木星への接近はまた、計器をテストして、巨大な惑星、その月と磁場を研究する機会を提供します。
太陽系内部の惑星の地球、金星と左で整列する水星とともに、太陽を8億キロメートル離れて見ます。
宇宙船の軌道の中で、ちょうど木星を軌道に乗って回る最も外部のガリレアン月カリストーのぼんやりした三日月形が、消えて行く太陽の上の右側に現れます。
木星の左側は、エウロパ、そして、天の川のかすかな塵雲と未解決の星が遠くの背景になっています。
冥王星-カロンへのニュー・ホライゾンの到着予定は、2015年夏になっています。