2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

土星を赤外線で見たら木星だった?

今週のカッシーニ画像は、木星のような斑点模様をたくさん見せる土星です。 渦巻く斑点模様は、ガス惑星の特徴かもしれません。 リングを外した映像は、惑星木星と説明されても納得でしょうか? カッシーニは、土星が水素とヘリウムの豊かでダイナミックな大…

 織女星のすごい衝突

Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle (SSC/Caltech) 天文学者は、近くの星の織女星(ヴェガ)周辺で渦巻いている塵塗れディスクが、以前に考えられていたよりも大きいと言います。 それは、多分、直径が2,000キロメートルほどの惑星冥王星と同じ大きさの天体との…

これが本当の空中衝突。織女星物語。

今日の宇宙画像は、私たちの近隣にある恒星体系の惑星同士の衝突についてです。 真冬に真夏の話題になりますが、彦星の恋しいお星様の織女星で起こった出来事でございます。 宇宙はとても神秘的なもののようで、あろうことか惑星クラスの天体が衝突していま…

 惑星間空間の太陽の危険源

Credit : SAO and SOHO (ESA/NASA) 地球上の生命は、太陽からの熱と光によって養育されます。 それでも、時々、太陽はエネルギーと高速の粒子の大きな爆風を放ち、地球上の生命も潜在的に脅かされて不便を感じます。 地球上の大気圏と磁場は、私たちを保護す…

未来の宇宙気象予報の確立を目指す現在

今日の宇宙画像は、将来のみならず現在でもその確立が待望されている太陽嵐を含む宇宙気象予測についてです。 太陽は、時として激烈なフレア爆発を起こし、普段は穏やかな太陽風を激烈な嵐に変貌させます。 現在でも大規模な太陽爆発の後には、数日間にわた…

 初期の宇宙を支配した生命のない太陽

大部分の人にとって、『太陽のような星』の決まり文句で呼ばれる親しみやすい星の姿は、おそらく生命を育てることができる惑星の従者を伴う暖かい黄色い星でしょう。 しかし、天文学者による新しい計算は、最初の太陽のような星々は、惑星または生命を欠いた…

超新星爆発の遺産だった惑星地球生命

今日の宇宙画像は、私たち惑星地球生命の誕生に迫る論文からです。 これまでの仮定を計算で理論付けられた結論のひとつといえるかもしれません。 宇宙で素晴らしい眺めを見せる超新星爆発が、やはり、私たち惑星地球生命の誕生につながっていたようです。 い…

 アインシュタインを越え、ブラックホールの軌道に乗る時空波

Credit : CfA/NASA 天文学者は、ブラックホールのまわりで時空で波立ち重なっている熱い鉄ガスの証拠を調べました。 確認されるならば、この時空波は、アインシュタインの一般相対性理論を越える新しい現象を意味するでしょう。 ブラックホールの極端な重力…

 オポチュニティーの熱遮蔽

NASAの火星探査ローバー・オポチュニティーによるこの画像は、火星の大気圏を高速で通り過ぎた宇宙船を保護した熱遮蔽の残りを示します。 映像は、ローバーの第325火星太陽日である2004年12月22日に得ました。 主要な熱遮蔽破片の特徴を見せる画像は、オポチ…

 火星の鉄隕石

NASAの火星探査ローバー・オポチュニティーは、地球外の惑星で初めて確認できる鉄隕石を火星で見つけました。 くぼみがあるバスケットボール大の物体は、大部分が鉄とニッケルでできています。 ローバーの分光計からの記録が、その構成を決定しました。 …

 塵の財産に見る通り道の一年

この画像に見えているケーブル紐は、ホンの数センチメートルの長さでパンを焼くときに周辺に型取りで固定するワイヤーに似ていて、火星探査ローバー・スピリッツのデッキ上に、塵の純粋な層で線条のコースを残しました。 それはわずかにこの画像中央の右より…

 私は、ここと手を振るオポチュニティー

Credit: NASA/JPL/Malin Space Science Systems NASAの火星探査ローバー・オポチュニティーは、1年前、赤い惑星に着きました。 NASAの火星グローバルサーベイヤー人工衛星に搭載してある火星オービター・カメラによるこの強化された解像度映像は、20…

ブラックホールは、相対性理論を実証?越える? / 私は、ここと手を

今日の宇宙画像は、ブラックホールの内部に迫った科学者の論文を基にしています。 現時点において、ひょっとしたらアインシュタインの相対性理論を越えるか、実証するかの瀬戸際にあるらしいです。 詳細な論文は、私に72時間を越す爆睡に誘いますので、簡潔…

 コロラドのアナレンマ

Credit & Copyright : Wojtek Rychlik このアナレンマは、コロラド州スプリングス近くのカスケードで撮りました。 カメラマンが、2004年中にほとんど日当たりがよいおよそ300日をここで過ごしたので、一年の間に太陽の運動を描写することが可能でした。 各映…

記録し続ける努力が描いた完璧なアナレンマ

今日の宇宙画像は、太陽と地球の1年間の移動関係を映像化したアナレンマです。 一般に『8の字』を描くとして知られていますが、緯度によって、その8の字が異なる模様を描きます。 どういうわけかこのアナレンマに関しては、赤道周辺では顕著なアナレンマ画像…

こんなメールも届きます。

私の殴り書きの熱烈な読者と思われる方から こんなメールが届きました。私の思いと以心伝心のようでしたので 宇宙画像製作の休憩時間稼ぎに掲載します。++++++++ 「辞任はアカンで 解任や音頭」河内家菊水丸師匠+怒り心頭の視聴者一同髪の毛よりも…

 アメリカ西部の冬嵐

2005年1月12日、大部分の西部アメリカを覆った大雪をNASAのアクア衛星中間解像度イメージング分光放射計(MODIS)が、この映像を撮りました。 雪の多くは、12月の末に始まった一連の嵐で降りました。 12月27日と1月3日の間に3.7メートルから4.3メートル…

 オハイオ川に沿った洪水

豪雨と雪は、インディアナ州、イリノイ州、ケンタッキー州の川を膨らませて、2005年1月の最初の2週の間に、多くの過去の洪水段階を押し上げました。 氾濫が数日の雨の後に起こり、雪はアメリカ中西部のすでに飽和した地面に降りかかりました。 水が浸された…

 ハワイの頂上の雪

ハワイのマウナロア(南)とマウナケア(北)の高い頂で光り輝く白い雪の帽子は、2005年1月14日に頂上を覆いました。そのとき、NASAのアクア衛星の中間解像度イメージング分光放射計(MODIS)がこの画像を撮りました。 島を化粧する第3の火山はキラウエア…

タイタンを見て触れて感じる非常に地球のような世界 / 常夏ハワイの

1月14日に、ESAのホイヘンス探測機は、地球から12億キロメートルで土星の月の中で最も大きいタイタンの表面に、歴史的な最初の降下をしました。 ホイヘンスの中の6つの多機能計器は、およそ150キロメートルの高度から開始して降下の間と表面上でデータを記録…

 マクマード湾で海氷を壊す

Credit : NASA, MODIS/RRT,GSFC マクマード湾の海氷は、南半球の春と夏の最初の期間を通じて固体の塊りのままだった後で、2005年1月に終にバラバラになり始めました。 厚い氷は、毎年、南極大陸の非常に冷たい冬の間に水面で凍ってマクマード湾を通過し、夏…

惑星史上最大の激突を記録するテラ

今日の宇宙画像は、2005年1月1日号の今日の地球画像でご案内した史上最大の激突前夜その後です。 予想は外れるもののようで、2004年12月24日のクリスマス・イブに激突を演舞するはずであった南極ロス海の巨大な氷山と氷舌は、見事に期待を裏切…

 大きい星の胎児を含めた星の『保育器』

Credit: NASA/JPL-Caltech/J. Rho (SSC/Caltech) NASAのシュピッツァー宇宙望遠鏡は、大きい星々にとっての孵化場を見つけました。 赤外線望遠鏡からの新しい印象的な映像は、熱烈な星の「保育器」を点在させるトリフィド星雲と呼ばれる活気に満ちた雲を…

星の胎児の成長模様を宇宙望遠鏡は見た

今日の宇宙画像は、星の受胎の瞬間と思われていた星雲が、懇切丁寧に観測した結果、既に、胎児星を含有していたトリフィド星雲です。 地上の望遠鏡画像が、受精胚の分裂模様のように見せていますが、生物の受精と異なり分裂模様を見せたときには胎児になって…

 オーストラリアの外れ

オーストラリアの大陸の南端を見せるこの画像は、2004年9月に撮りました。 主に石灰岩の層から成るこの風景で岩が多い海岸は、ポートフィリップ湾とヴィクトリア州の首都メルボルンの西にあります。 中央の滝は、ヴィクトリア州をタスマニアから切り離すアー…

 モノ湖の冬景色

カリフォルニアの美しいモノ湖のこの景色は、2004年1月29日に湖の南端にあるネイビー浜辺から撮りました。 湖にさざ波を立てる微風と摂氏3度の寒さでしたが、東部山脈でのまさに素晴らしい一日でした。 モノ湖は、1,945メートルの高さに位置します。 この湖…

 ココ・クレータ

ハワイのココ・クレータを眺めるこの画像は、オアフの島の最東端マカプウ岬に通じる小道から、2004年11月に撮りました。 ココ・クレータは、ハワイのホノルルの東に位置します。 この面白い火山の特徴は、容易にアクセスが可能で、端やクレーターの内側の植…

 タイタンからの新しい映像

Credit : ESA/NASA/University of Arizona この画像は、2005年1月14日にタイタンへの着陸降下に成功したESAのホイヘンス探測機が、昨日(15日)送信してきました。 これは、彩色加工した眺めで、反射スペクトル・データを続いて付加した処理が、表面の実際の…

火星のようで火星でないタイタンの表面

今日の宇宙画像は、元気に着陸し、もう多分、永遠の眠りに入ったかもしれないホイヘンス観測機が撮った最初のタイタン表面の色彩加工画像です。 皆さんはどのように受け止められるか図りかねますが、私の率直な感想は、「火星ローバーの画像と同じじゃん」で…

惑星地球人が初めて見るタイタンの表面

この画像は、撮れたてホヤホヤの土星の月、タイタンの表面です。 一見するとローバーのピンボケ火星表面のようにも見えると思いますが、多分間違いなくタイタンの表面でしょう。 2005年1月14日に、ホイヘンス探測機が、タイタンの大気圏を通り過ぎて下降…