大きい星の胎児を含めた星の『保育器』

Credit: NASA/JPL-Caltech/J. Rho (SSC/Caltech)

 NASAシュピッツァー宇宙望遠鏡は、大きい星々にとっての孵化場を見つけました。
 赤外線望遠鏡からの新しい印象的な映像は、熱烈な星の「保育器」を点在させるトリフィド星雲と呼ばれる活気に満ちた雲を示します。
 これらの保育器が、速く成長する初期の星々を中に深く包み込む暖かさを、シュピッツァーの力強い熱を捜索する眼で初めて見ることができました。
 新しい眺めは、新しい星が存在し始めるための爆発寸前の時として、大きい星の形成の最も初期の段階で、稀に見られる現れを提供します。

 大規模な星々は、急速に非常に暗い領域で成長するために、それらができるのを見つけることは難しいです。
 シュピッツァーと星々に関しては、超音波を用いることに似ているといえます。
 観測者は、塵の繭を調べることができ、いくつの胎児星が各々どのようであるかについて視覚化することができます。

 トリフィド星雲は、ガスと塵で巨星を形成する雲で、5,400光年離れた星座射手座内に見つかります。
 スペインの電波天文ミリメートル望遠鏡で撮った以前の画像は、塵の星雲が4つの冷たい塊りまたは、核を含むことを示しました。
 そのような核は、星々が生まれる「保育器」です。
 天文学者は、トリフィド星雲での核は星々の機がまだ熟していないと思っていました。
 しかし、シュピッツァーがその赤外線の眼を全ての4つの核に整えたとき、すでに暖かい星の胚を発達させ始めていたと突き止めました。

今日の宇宙画像 2005年1月20日号へは、ここをクリックすると移動します。