ダイヤモンドのように輝く青いリング銀河

 今日の宇宙画像は、最近公開されたばかりのリングを描いている渦状銀河名残りです。
 青いリングは、ダイヤモンドのブレスレットのようにも見えますが、宇宙時間尺度ではつい最近の銀河衝突事象を示しているようです。
 大規模な星が次々と誕生していることでしょう。
 付録の立体視画像では、銀河の塵が銀河面から飛び出しているようにも見えるかもしれません。
 関連には、同じようなリング銀河の側面銀河を取り上げてみました。
 銀河の核が、衝突状況によって配置が異なることを見て取れるでしょう。

ハッブルによるリング銀河AM 0644-741
Image Credit: Hubble Heritage Team (AURA / STScI), J. Higdon (Cornell) ESA, NASA
説明:
 どうすれば、銀河はリングのように形づくられますか?
 この画像の端が青い銀河は、直径が150,000光年で新しく作られたとても明るい大規模な星々を構えた巨大なリングのような一つの構造です。
 この銀河は、リング銀河AM 0644-741として知られていて、巨大な銀河衝突に起因しました。
 銀河が衝突するとき、互いを通り抜けますが、銀河の個々の星々は、めったに接触しません。
 リングのような形は、大きい銀河を通り抜ける小さい侵入銀河の全体から引き起こされる重力混乱の結果です。
 これが起こるとき、恒星間のガスと塵は圧縮されます。そして、池の水面を横切る波紋のように影響突端から星の形成の波が広がる原因になります。
 侵入銀河は、その後このハッブル画像範囲外へと出て行きました。
 この画像は、ハッブルの起動14周年を記念して、先週の土曜日に公開されました。
 リング銀河AM 0644-741は、およそ3億光年離れて位置します。

今日の宇宙画像 2004年4月26日号へは、ここをクリックすると移動します。

++++++++