分点と突発的なプロミネンス

Credit: SOHO - EIT Consortium, ESA, NASA

 今年の冬至は、昨日でした。
 北半球では、昼間時間が、今日から次第に長くなります。
 活発な太陽は、1999年9月の昼夜平分時に、宇宙に拠点を置くソーホー天文台より、この過激な紫外線映像で見られる劇的な噴出性のプロミネンスを生み出しました。
 太陽は、北半球で夏から秋へ、南半球で冬から春へと季節変化で天の赤道を横断します。
 昼夜平分時は、太陽の位置によって定められて、昼と夜の長さが等しい事象として知られています。
 熱いプラスマは、磁場を巻きつけることによって太陽の表層より上に高く打ち上げられます。
 プロミネンスは、どれほど大きいのでしょうか?

 主役画像の説明での問いの答えを関連一枚目に用意しました。
 さて、あなたは地球を見つけることができるでしょうか?
 青い小さな球が、太陽のプロミネンスと比較したときの地球です。
 関連画像にマウスを当てたら隠れてしまいます。
 とてつもない大きさがあるプロミネンスですから、まともに地球を向いて襲うならば、甚大な影響を惑星地球に及ぼすこともあります。
 強力な太陽の影響から私たち惑星地球の生命を守っているのは、とても薄い地球大気圏と地球の磁場圏です。
 どちらかひとつでも欠けたり破損するならば、惑星生命の絶滅に至るのはとても容易なことです。
 そして、その危機が刻一刻と忍び寄っています。
 暖かさが恋しい季節ですが、今一度、惑星地球の環境に心を向けてみませんか?

今日の宇宙画像 2004年12月22日号へは、ここをクリックすると移動します。