何百万もの星々を従えているような星団M7

 今日の宇宙画像は、背景の何百万もの星々にも負けない輝きの星団M7です。
 スパークしているのが主役の星団ですが、背景で塵のように見えているのも星々です。
 関連画像で見るとわかると思いますが、肉眼では星団の周辺が暗い空間のようにも見えますけれども、関連3枚目のアマチュア天文台画像でも無数の星々で空間が埋め尽くされています。
 天の川銀河中央の観測がいかに困難を極めるのかわかる画像ではないでしょうか。
 それ故に星々の煌きを掻い潜るX線や赤外線、電波望遠鏡が活躍することにもなるのですね。
 次号からは、赤外線観測のシュピッツァー宇宙望遠鏡画像を数回取り上げる予定です。