北朝鮮の核爆弾製造基地の詳細な全貌記録集

 今日の地球画像は、北朝鮮核兵器開発基地とその関連施設の衛星画像です。
 画像には、昼間にもかかわらず全く死の町のような静けさを感じさせます。
 これは、昼間の衛星偵察を知り尽くした上での現象とも読み取れそうです。
 盗賊は、やはり夜間に活発な行動をとるようですね。
 解像度1メートルと低いものですが、詳細に見つめることによって、現在の北朝鮮核兵器の技術力などを推測できるのではないでしょうか。

 イラク侵略戦争の似非情報提供などで味噌を付けっ放しだったアメリカ国防情報局は、北朝鮮がミサイルに核弾頭を搭載できる技術を持ちえていると4月28日に断言しました。
 もし、この情勢分析が的確であるならば、北朝鮮が核攻撃手段を構築しうることを意味し、アメリカなどの西側諸国のみならず「第51番目の属州」に成り下がっている日本州(国)にとっても見過ごすことのできない事態です。

 惑星テラ見聞録では、西側の民間衛星が軍事転用の一助をしていそうな衛星画像と共に諸情勢の分析真似事を試みました。
 経済情勢厳しき現状から、解像度5センチメートル画像に数百万円もの大金を投入することができず、解像度1メートルほどの画像しか入手できませんでしたが、皆様は拡大ソフトの活用で細かく見られるかもしれません。

 国防情報局のローウェル・ジャコービィ中将は、北朝鮮がミサイルに核弾頭を設置する「能力」を持ち得ていると議会で証言しました。
 上院軍事委員会の公開期間の間には、国防情報局の分析を裏付ける証拠を提供しませんでした。

 しかし、北朝鮮の進行の局長評価は、当局が公的に公表したものを越えていました。

 「北朝鮮にミサイルを核兵器武装する能力があるかどうか」と木曜日の聴問会で、夫の浮気に寛容だったニューヨーク州のヒラリー・ロダム・クリントン上院議員が尋ねたとき、ジャコービィ長官は、「はい奥様。評価は、彼らがそのような能力を持つということです」と断言しました。

 同じ日のホワイトハウス記者会見でブッシュ大統領は、北朝鮮にそのような疑いがあるならば、その盗賊首領の子孫のキム・ジョンイル(金正日)の下での核開発プログラムの進行について、とても懸念していると話しました。
 大統領はまた、自身を棚に上げながらも「キム・ジョンイルの発揮する能力について懸念があります」とも言っていました。

 長官は、更なる証言でアメリ諜報機関が、二段テポドンアメリカの西海岸を射程圏内とすることができると共に、改良される三段テポドンは、おそらく北アメリカ全土を同様にできると判断していると付け加えました。
 クリントン上院議員が、ジャコービィ長官の声明と呼ぶ中身には、北朝鮮が既にアメリカ領土に達する核を搭載するミサイルの武装能力を備えていると公式な最初の確認が含まれていました。
 その職と年金の受給権を賭けた長官の議会証言によると北朝鮮は、ブッシュが大統領になったときには、その能力を持ち得ていませんでしたが、現在では、疑う余地なく持ち得ていることになります。

 日本領域が、北朝鮮の核装備ミサイルに潜在的危険な状態にあると信じるならば、それは、その見込みを変更する必要があるかもしれません。
 盗賊国の北朝鮮の本当の狙いは、脅しだけで金を払い込む日本に対してではなく、盗賊首領の子孫や贅沢三昧の党幹部、軍要人の安泰保障をアメリカに要求する手段でしょう。
 ブッシュが、北朝鮮に対する取り巻きのその判断を受け入れるならば、それは、これからの数ヶ月で行わなければならない選択を途轍もなく複雑にする可能性があります。
 肝要な大統領演説を考案した様子もなかった指数故に、イラク侵略戦争の二の舞を引き起こしかねません。

 これからの数ヶ月あるいは数年、北朝鮮核兵器テストで日本が再度、被爆国家になるかどうかの瀬戸際にあるといっても過言ではありません。
 北朝鮮の技術力を過大評価してはいけないのです。
 アメリカ本土を狙ったつもりが、近すぎる日本に落ちましたなんて、シャレで通らない現実が待ち構えてもいるのです。

10枚を越す衛星画像と10000字を越す 今日の地球画像 2005年5月15日号 は、ここをクリックすると嫌でも見ることになります。