大激突合体する運命の天の川とアンドロメダ銀河

 今日の宇宙画像は、今のあなただけが目視できる銀河の衝突です。
 それほど遠くない将来、私たちの天の川銀河と近隣のアンドロメダ銀河は、見分けがつかないほどに悶えて原形を留めないほど歪み、一緒に合体する素晴らしい衝突におそらく至ることでしょう。
 それをあなたが目撃するには、ホンの僅かなひと時、たったの数十億年待つだけです。
 惑星地球の有史以来、数億年も生き長らえた生物は記録されていませんが、絶無とも言えないかもしれません。
 そう、あなたの優秀なる遺伝子が、子孫の意思に反して天の川銀河消滅のその時を目撃すべく生き長らえることもあり得るでしょう。
 稀な星々の衝突を起こさせているこの衝突銀河は、数十億年も待てるかという気の短いあなたでさえ間違いなく納得できるでしょう。
 餌を狙っている鳥の様子が、私には銀河の衝突を絶対目撃してやるというあなたの決意に見えてしまいお届けいたしました。


銀河衝突の鳥の視点

 美味しそうな食事越しに強奪する鳥の頭のように傾いているのは、衝突銀河の顕著な例のNGC 6745です。
 この大きな渦状銀河は、以前に小さな銀河が通り過ぎて、その痕跡を明るい青い口ばしと明るく淡い青の羽毛を上部で示しています。
 一方で、銀河の中心核は今なお無傷で、ほとんど右下角の視野にある小さな通過する銀河を凝視します。
 これらの銀河は、互いに通過した時に、単に重力で相互に作用するだけではなく、実際に衝突しました。

 銀河が衝突するとき、普通は、2つの銀河のそれぞれの明るい多数の大部分を構成する星々は、互いとほとんど衝突しなくて、むしろほとんど痛手を伴うことなく自由に互いとの間を通ります。
 個々の星々の物理的な大きさが、それらの典型的な分離と比較して小さいので、比較的低い物理的な遭遇の機会となります。
 我が天の川銀河では、私たちの太陽と最も近い星の隣人プロキシマ・ケンタウリ(アルファ・センタウリ三重連星システムの一部)との間は、宇宙でも比較的広大な方で4.3光年です。

 しかし、このNGC 6745の2つの銀河衝突の場合、大部分が原子と分子のガス、そしてガスに強く結合した物質と塵の小さな粒子の雲で構成される恒星間の媒介物のために状況が一変しています。

 2つの銀河の恒星間の雲が衝突するところならどこでも、互いを通り越して引き続いて自由に移動できず、むしろ被害の耐えない衝突で苦しみます。
 高い相対的な速度は、相互に作用している恒星間の雲との接触の表面で衝突を強いる原因となります。
 この衝突を強いる力は、星の形成で代わる代わる引き金となって、重力崩壊によって十分に極端な物質密度を生じます。
 この画像内の熱い青い星は、このような事象における星形成の証拠です。

 大激突合体する運命の天の川とアンドロメダ銀河 今日の宇宙画像 2006年6月25日号 詳細ページ