国会議員の常識は、庶民の非常識なり


さすが欠陥大展示役所の元副大臣を勤めたものだけにしかできない発言である。
詳細は下記の記事を参照のこと。

宮路議員、二重計上は「微々たるミス」
9月9日3時29分配信 読売新聞

 宮路和明自民党衆院議員の選挙運動費用収支報告書と、本人が代表を務める党選挙区支部政治資金収支報告書に二重計上が発覚した問題で、宮路議員は8日、鹿児島県日置市内で取材に応じ、「社会保険庁や役所、NHK、一流企業ですら、経理ミス、補助金ミスはしょっちゅうある。そういうものから比べれば、全く全く微々たるもの」と述べた。

発言の元になった参考記事

宮路元副厚労相 リース代など540万円を二重計上
9月8日10時17分配信 毎日新聞

 自民党宮路和明・元副厚労相衆院鹿児島3区=の地元事務所(鹿児島県日置市)が、宮路氏が代表を務める同党鹿児島県第3選挙区支部政治資金収支報告書と、前回衆院選(05年9月)の宮路氏の選挙資金収支報告書に、事務用品のリース代など540万円を重複計上していたことが7日、分かった。
 宮路氏の事務所は「事務処理上のミス」として同日、鹿児島県選管に選挙資金収支報告書の修正を届け出た。

確定申告をしている高額所得の給与所得者を除き、白色、青色を問わずに確定申告しているすべての人々は、申告書の裏づけになる収支明細を帳簿の形式で処理しているはずである。
そして、その帳簿に転記する証書類は、伝票形式である。
そして、その伝票に記入する明細の元は、領収書類だ。
この3点がなければ、帳簿は記入できないし、記入してあることを真と主張もできない。

錯誤の転記が皆無であるとは断ずることができないが、バランスシートにした段階で一目瞭然になる。
つまり、貸借の対照、つまりバランスが崩れるのだ。
いわゆる誤魔化しを加えるならば、明細に至るまでこのバランスの調整が必要となる。

現在の国会議員の金の出入り報告書の仕様では、どんなでたらめでも可能なのだ。

報告書の元になる帳簿、帳票類の常備が規定されてはいても反故同然だからである。
1円の収支まで記帳・報告を義務付けようという発言などは、完璧にでたらめの収支報告をしていたという証左だ。

このようなでたらめな収支管理だから、冒頭のような発言も至極当然のように出てくるのだ。

そもそも、政党助成金という税金が政治家に支払われているのだから、税務署の厳しい監査があってしかるべきである。会計検査院の役目だというけれども、その検査院こそが何の役にも立っていない税金の無駄遣いの本山ではないか。ちなみに税金の無駄遣いの総本山が衆参両院である。この定義について論ずるのが今日の趣旨でないので、後日に譲ることにする。

税金の徴収ばかりしている税務署は、その使途先まで責任を持って監視しなければならないはずだ。「署」というものはでたらめやり放題の社会保険事務所・市区役所の「しょ」と発音が同じでもその権限が雲泥の差ではないか。
今の税務署は、完全に弱者を殺すくらいに強硬な態度接し方なれども、権力者にはまったく弱くて暗いところを目指して逃げ回っているゴキブリと同じだ。
国会議員の収支にメスを入れられないのならば、税務署の「署」を返上し「所」に書き換えよ。


税金の無駄遣いを徹底的に監視するならば、消費税の減税さえ可能になるのではないか?

尻の穴までほじくって税務調査する税務署には、当然、徴収した税金の使途先まで監査し国民に報告する義務がある。権利ばかり行使しているからこそ、納税者が姑息な節税に走るのだ。


て、書き込んで改めて思ったけれども、表題と内容が雲泥の差になったみたいで・・・しょうがないから、税務署のところを国会議員に置き換えてもう一度読み直してもらえるならば、二重計上しなくて済みますのでよろしくお願いいたします。


例によって、誤字脱字勘違いは日常茶飯事のことゆえ、読み流しのほどを。


本日の静止画ページの更新計画は、今日の真相画像です。
アメリカ空軍の還暦のお祝いに「空軍年間・白書」参考に、真相画像風味の味付けでご案内したいと思います。賞味期限が切れ掛かっている素材がそろっていますが、調味料と薬味が品切れなもので調達に時間がかかりそうです。夢を見る時間までには何とかなるでしょう。更新ご案内のときには、念のために、胃腸薬をご用意していただければと思います。