こうして、NASAの火星画像の産地偽装が剥がされる



 今日の宇宙画像は、久しぶりにNASAの火星画像の偽装について取り上げました。
 ローバーの生データは、偏った色調だけと言えますが、多少妥協することでその偏った色調データであっても火星を天然色彩で見ることができます。
 生データを合成したカラー画像が、火星の天然色彩を表していると言える根拠は、毎日公開されているカラーチャートがあるからです。
 地球のように天候に大きく左右されませんが、それでも自然、ローバーの老化に合わせて合成画像を補正することで、NASAのローバーカラー画像に隠れている自然を見ることができます。
 ほとんどのパソコンに標準添付されているソフトでも合成は可能のようですが、デジタルカメラに添付されている画像処理ソフトを用いるのが理想的かもしれません。
 NASAの偽装カラー画像のように上手く仕上げるには、ハッブル画像の合成ソフトに近いものが必要のようです。
 商売をするわけでもないので、身近なデジカメで火星を撮ったつもりで、ローバーの生データをカラー合成して鑑賞しませんか?
 いろいろと噛み付きたいのですが、暑い夏でもあることだし、さわやかに笑顔で見送ることにしました。


 今日の宇宙画像では、火星ローバー・オポチュニティーが、火星到着第3日目と第4日目に撮った着陸地周辺のパノラマを分解しました。

 NASAは、この画像が火星の本当の色のカラー画像だと断言していますけれども、公開されている生データの合成では、素直に組み合わせるならば、どう転んでも逆立ちしてもこの画像のようにはなりません。

 ほとんどが、参考2枚目の画像に近いか、もう少し明るいカラー画像になります。

 NASAのカラー画像では、火星大気が地球よりも濃くてまるで土星の衛星タイタンの大気のようです。仮にNASAの画像の通りだとするならば、火星では生命が溢れています。水にも恵まれ気温もかなり地球の平均気温に近いはずです。当然、緑も豊富でしよう。

 しかし、現実は、衛星やローバーデータから見る限り、不毛の惑星です。こんなに大気が濃くはありません。

 百歩譲って、火星地表で砂嵐が巻き起こっているとするならば、データに砂粒の飛んでいる様子が記録されるはずです。こんなに赤く見えるのですから、一粒二粒の砂だけで嵐になっているとは、超科学的に考えても非科学的な画像になりませんか?


 NASAのカラー画像をクリック1回の自動補正するだけで、上の画像のように赤というか茶色の幕を綺麗に取り払ってくれます。
 つまり、NASAの公開している火星ローバーのカラー画像は、このように元のカラー画像に赤系統で着色、つまり、産地偽装をしています。

 公正取引上、見過ごすことのできない産地偽装です。当然、アメリカ連邦捜査局が乗り出すべき事案でもあると言えるでしょう。
 けれども、どちらも隠蔽機関に属するとも言えるので、真相の解明の希望は落ちます。

 従って、公開されている生データで火星の自然なカラー画像を合成するしか有りません。それぞれの好みに味付け仕上げし、鑑賞しましょう。

 30枚近くを組み合わせたパノラマ画像を作ることができるならば、自分で自分を褒めたくなるかもしれませんよ。


今日の宇宙画像・火星探査飛行 「こうして、NASAの火星画像の産地偽装が剥がされる」


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