西部劇の候補地に最適の荒野風景

 今日の宇宙画像は、アポロ17号任務からです。
 一部で背後の山との境目があまりにも鮮明すぎることから、地球上で撮影して加工したのではないかと疑惑を抱かせた画像です。
 拡大画像を見た限りでは、人為的な加工があったようには見えませんでした。
 また、11号のときならば万が一に備えての「造り」も行われたかもしれませんけれども17号に関してはその必要はなかったはずです。
 月に惑星地球人が行ったかどうかの真贋論争があります。
 今日の関連画像は、当時の技術から人為的に作ることは不可能ではないかと思われる画像を取り上げてみました。全てに拡大画像を見られるように設定しています。
 確かNASAの中では、「月ホテル」の建設構想もあったと記憶していますが、いつの間にか立ち消えになったようですね。


アポロ17号の月面光景:素晴らしい荒廃
Credit: Apollo 17, NASA (Image scanned by Kipp Teague)
説明:
 月を2番目に歩いたアポロ11号月着陸船パイロットのバズ・オルドリンは、月の景色を「素晴らしい荒廃」と評しました。
 アポロ任務の月の表層に対する劇的な画像が、この適切な言い方を証言します。
 アポロ17号の着陸サイト近くでファミリー・マウンテン(中央背景)と南断層地塊(左)の端が、月面光景を月の移動する乗物と一緒に働いている宇宙飛行士ハリソン・シュミットのこの写真の中で組み立てます。
 シュミットと仲間の宇宙飛行士ユージン・サーナンは、この素晴らしい荒廃を歩く最後になりました。


今日の宇宙画像 2003年11月09日号