火星の小さな傷は地球にとって大きな一歩

 今日の宇宙画像は、現在火星をヨチヨチと歩いているローバー・オポチュニティーが撮ったパノラマです。
 主役画像はパノラマの一部にしました。主役と関連1枚目の画像で拡大したものを見られます。
 他の関連は、火星につけた小さな傷とスペクトル分析画像です。
 火星の傷は惑星にとって蚊に刺されたよりも小さいミクロの単位かもしれませんけれども、刺した惑星地球の「侵略者」にとってはガリバー以上にとても大きな一歩です。
 私はブッシュ大統領の新宇宙計画に対して、反対はしませんけれども、ハッブル宇宙望遠鏡を廃止に追い込むような選挙と占拠のための計画には断固抗議すると共に心ある各国の人々と連携しその姿勢を糾弾します。
 ハッブル宇宙望遠鏡は、アメリカの財産なのではなく惑星地球の財産です。

オポチュニティーの地平線
Credit: Mars Exploration Rover Mission, JPL, NASA
説明:
 目立って、オポチュニティー火星ローバーが、およそ深さ3メートルと幅22メートルの小さい火星の衝突火口に位置しています。
 360度のオポチュニティーの地平線は、この新鮮な色調寄せ集め映像で、ローバーのパノラマカメラから右まで伸びます。
 この眺めから一般に黒ずんだ顕著でなめらかな地形は、着陸機のエアバッグによる表面上の痕跡左で、露出した明るい色の階層化された岩の北西の方へおよそ8メートル離れています。 それらが威圧感を与える眺めですが、たまらない露出の岩は、ほんの数センチメートルだけであって、将来の至近距離からの調査においてカートの大きさのローバーには小さく見えます。
 オポチュニティーは、現在その着陸機を離れて始動して、復活したスピリッツ・ローバーと共に直接、火星の表面を調査しています。

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