小型銀河は、銀河と星形成の履歴の宝庫

 今日の宇宙画像は、多分今なお星が爆発している小型銀河です。
 距離が700万光年あまりですが、私たちの天の川銀河グループに属しているようで、別の銀河グループと観測されています。
 例によって宇宙規模の話は、答えが有って無いようなものですからこの銀河までの距離も天文学者によって異なっています。
 ところで、昨日も触れましたがブッシュ大統領の新宇宙計画は、相当にきな臭くなってきましたね。
 イラクの戦争特需に変わって今度は、宇宙開発の利権特需のためと物議を醸しています。
 どうやら再選の芽がつぶれかけていそうな・・・やはり親子で同じ伝を踏みそうです。

小さい銀河の中の星の爆発
Credit: ESA, NASA, P. Anders (Goettingen Univ.) et al.
説明:
 壮大な渦状銀河は、しばしば全ての栄光を得るようです。そして、美しい、対称形の螺旋腕で若く明るくて青い星団を誇示します。
 しかし、小さい、不規則な銀河は、星もつくります。
 実際、ここで描かれている小型銀河NGC 1569は、明らかに活動をなしている突然の星を経験しています。そして、2500万年以上も前に開始したと考えられます。
 結果として生じる混乱した環境は、宇宙爆発が物質を噴出して、そして星の形成の更なる引き金になり超新星爆発によって供給されます。
 私たちの渦状銀河の中で球状の星団に対応する若々しい2つの大きい星団は、素晴らしいハッブル宇宙望遠鏡画像の中で中央の左に見えています。
 画像は、NGC 1569を横切っておよそ1,500光年にわたります。
 単なる700万光年遠いだけのこんなに比較的近い星の爆発銀河は、天文学者に速く進化している銀河内で星の個体群を研究する素敵な機会を提供します。
 NGC 1569は、長い首の星座麒麟座にあります。

今日の宇宙画像 2004年2月5日号へは、ここをクリックすると移動します。