火星の微生物の痕跡?衝撃の副作用?

 今日の宇宙画像は、現在火星で次の旅行先に備えているローバー・オポチュニティーの撮った岩石の顕微鏡画像です。
 これまでの火星探査では見落としがちというか無視されていた火星の岩石表面について、鮮明に送信してきました。
 僅か3センチ四方の範囲ですが、火星の歴史を伝えるかもしれません。
 観察対象の岩が二つに割れているのは、もともとの火星風土作用によるものらしく、おそらくこの現象についても分析するものと思われます。
 関連画像等は、この岩石にのみ絞って取り上げてみました。

火星上の珍しい小球
Credit: Mars Exploration Rover Mission, JPL, USGS, NASA
説明:
 火星上のそれらの珍しい小球は、何でしょうか?
 火星オポチュニティー・ローバーは、現在、ほとんど球面形を持つ火星上で、珍しいいくつかの小節の写真を撮りました。
 しばしば、これらの小球は、より大きい岩露出に埋め込まれていますが、より灰色に見えます。
 ストーンマウンテンと呼ばれる岩石に埋め込まれるそのような小球が、挿入画で示されています。
 メリディニア平地上で小さいクレーターの中を現在、歩きまわっているオポチュニティー・ローバーに見えました。
 オポチュニティーは、より良い観察を得るためにまっすぐにストーンマウンテンまで行くように指示されました。
 挿入画画像は直径3センチメートルを測ります。そして、実際の大きさより形として名づけられた岩石を明らかにします。
 科学者は、現在小球の起源を議論しています。
 1つの主要な仮説は、衝撃または火山の噴火の後、泡を空中で凍結させたかつての融解した岩であったと考えます。
もう一つの仮説は、小球が中心核周辺でゆっくり積もり凝固したハードロックであると考えています。
 オポチュニティーは、ここ数日にわたってこのミステリーと他を解くことに取り組みます。

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2004年2月9日号 2度と見られない?世紀の天文ショー近し

 今日の宇宙画像は、今世紀でも再度観測できるかどうかの珍しい現象を提供するかもしれない彗星です。
 今日は1つの彗星画像ですが、今年の5月には2つの彗星を同時に観測できるかもしれません。
 彗星の公式情報センターの天文電報では、5月17日から19日に0.3等級の明るさになると予測しています。
 当然のように観測者によって実見及び予測の等級が異なっていますけれども、南半球では肉眼でも観測が可能のようです。
 今回の彗星に間に合いそうもありませんが、欧州宇宙機関では独自に彗星本体に着地させてローバーを動かす計画を進めています。
 今度こそはぜひ成功してもらいたいものですね。

彗星C/2002 T7(LINEAR)の通知
Credit & Copyright: Mike Holloway
説明:
 新しく発見された彗星は、5月までに大部分の星々より空でよく光るかもしれません。
 この画像は、彗星C/2002 T7(LINEAR)を示しています。この彗星は、2002の10月にLINEARプロジェクトによって発見されました。
 多くの報告は、すでに彗星を光度7より明るいように設定します。そして、それは現在双眼鏡で見ることができることを意味します。
 報告も彗星に、ほとんど尾がすでに満月の長さがあることを知らせています。
 彗星の将来の輝きを予測することは、非常に手際のいる事柄であるので、T7が決して肉眼に見えるようにならないかもしれないという可能性は残されています。
 あるいは、もう一つの彗星のC/2002 Q4(NEAT)も同様に2004年4月と5月に、世紀で最もにぎやかな明るい彗星月のうちの2ヶ月を作り、同じ時間で裸の目に程よく見えるように達するかもしれません。
 この1月20日の画像で飛行機痕跡が左に見えている一方、彗星T7は右に見ることができます。

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