宇宙からモーニングコーヒーをお届け

 今日の宇宙画像は、珍しい左右の両回転の螺旋アームを持っている銀河です。
 コーヒーカップに落としたミルクをちょっとだけかき回したような画像です。
 銀河同士の衝突で回転が反対になる渦巻きが生じたと思われています。
 二段重ねの渦巻きかもしれませんね。
 まだ外側の螺旋アームで星々の誕生が活発な領域があるようです。
 コーヒーといえば、サイフォンの炎を見つめながら漂う香りを楽しんでいたのが、面倒になってメーカーに変えたけれども味わい的にはやはりサイフォンが良いのかなぁ?
 左右にかき回しながら擬似銀河のブラックホールを観測・・・。
 味わいをまろやかにするには時計回りにかき回して、深みをほしいときには逆にかき回しています。
 ぜひ、お試しあれ・・・これが渦巻き効果の一例です。

NGC 4622の螺旋腕
Credit: G. Byrd, R. Buta, (Univ.Alabama, Tuscaloosa), T. Freeman (Bevill State College), NASA
説明:
 朝のコーヒー・カップをかき回して宇宙を考える時、多くの天文学者は、渦状銀河NGC 4622のこのハッブル宇宙望遠鏡画像に目を通して、銀河が反時計回りに描写内で回転していたと決め込みます。
 1億光年離れた星座ケンタウルス内のNGC 4622の素晴らしい外の螺旋腕は、明るい青っぽい星団と暗い塵通路によって確かめられ、そして段階的に縮小しています。そう、よく、1杯のコーヒー・カップ内の渦に似ています。
 しかし、この銀河のより接近した観察は、顕著な内部の螺旋腕が反対方向に巻き込んでいることを明らかにします。
 それで、この銀河は、どちらに回転していますか?
 驚くべきことに、地上に置いた分光学と鋭いハッブル画像データを結合した証拠は、映像で銀河が時計回りにたぶん回転していること、そして、その外の螺旋腕が回転の方向に外部を開いていることを示します。
 より小さい仲間銀河との過去の衝突が、本質的に認められる大きい渦状銀河のNGC 4622の中でユニークな螺旋腕に、異様な回転の取り合わせとして貢献したという更なる徴候があります。

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