当然のように山の上を川が流れて * 2月23日号 *

 今日の宇宙画像は、惑星地球の山並みと天空の川です。
 いつでも夜空はこのような眺めかもしれませんが、悲しいことに私たち人類は長時間露出の映像を再構築できないようです。
 有機物はとてつもないものを創造しますが、無機物もまた負けない素晴らしさを見せてくれます。
 今日の関連は、過去、現在、未来の宇宙観と、天の川の赤外線光線画像、そして天の川が作り育てている星雲から1つです。
 表題は「天国」ともなりそうですが、とりあえず「宇宙画像」ですから「天空」にしました。
 地獄から天国への道しるべみたいな画像という感じもしますね・・・

地球上の天空
Credit & Copyright: Richard Payne (Arizona Astrophotography)
説明:
 時には、もし全ての天の川があなたの頭に雨のように流れているように見えるならば絶望しません。
 それは、日に2回起こります。
 太陽が東に昇って、夜空の不思議は、より明るい日光が大気で散乱して眺めから弱くなります。
 それらは、眺めに対して回転するだけで、地球は夕暮れで再び明るい太陽に影を落とします。
 天空と地球の間のこの戦いを2003年5月に、アメリカのアリゾナ州コーフ山脈で劇的にデジタル強化した二重露出で捕らえました。
 暗い塵、何百万もの星々と明るい熱烈な赤いガスが、天の川の面を目立たせます。そして、地球の山の後に平均で何千光年に位置しています。

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数百万の星々よりも目立つ散開星団 2月22日号

 今日の宇宙画像は、背後に数百万もの星々を従えてなお際立つ輝きの散開星団です。
 まさに背景の星々はこの星団の引き立て役に徹しているとも言えるようですね。
 ところでこの目立ちたがりやの星団が、毎秒14キロメートルもの速度で私たちに迫っているとのことです。
 太陽に比べたら赤ん坊のような星々ですが、よちよち歩きにしてはちょっと早いようにも・・・
 これだけ目立つ星団の将来は、オリオン・アーム舞台の「スター」になるのでしょうかね。
 太陽よりも大きな星が多いみたいですからすぐ近くでの超新星爆発を見たくもあり、はた迷惑な影響は受けたくないしまた1つ夜更けの題材が増えました。

さそり座内の散開星団M7
Credit & Copyright: N. A. Sharp, REU Program, AURA, NOAO, NSF
説明:
 M7は、空で星々の最も突出した散開星団のうちの1つです。
 明るい青い星々がそびえる星団は、肉眼に暗い空でさそり座の星座の尾に見ることができます。
 M7は、全体でおよそ100の星々を含み、およそ2億年経ていて、25光年の範囲があっておよそ1000光年離れています。
 このカラー写真は、1995年にアリゾナ州のキット・ピーク国立天文台のバレル-シュミット式望遠鏡で撮りました。
 M7星団は古代から知られていて、紀元130年にプトレマイオスによって言及されていました。
 また、フレームの下部と銀河中心に向けて文字通り何百万もの星団とは無関係な星々と近くの暗い宇宙塵雲が見えています。

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