20億km離れても雄姿を見せるヘールボップ
1997年のこの時期、夜空で舞うこの彗星に酔いしれませんでしたか?
私も何度となく彗星を追いかけていました。同じ所から見ていただけですけれど、日々に動く彗星の雄姿が今なお、鮮明に脳裏に浮かびます。
数点の素敵な彗星画像をギャラリーにしてみました。
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今日の宇宙画像は、1997年初めに内部の太陽系を通り抜けたヘールボップ彗星です。
この彗星は、明るい頭と莫大な複数の色の尾で、「正統派」の彗星として本当の姿を見せました。
彗星の偶然の軌道に起因して、全てが明白に観察できる感じで、数ヶ月に渡って夕方の空で演舞していましたね。
追加ボーナスとして、天文に対する一般的な関心がこの機会に大きな後押しを受けたのも不思議ではありません。
個人的には、母親との死別が彗星の別れを告げたときと重なって、ヘールボップに乗って旅立ったのかもと感傷に浸ったのを思い出させる彗星です。
関連は、ヘールボップ彗星のその後と雄姿ギャラリーです。
ヴァル・ポロラ・パス一面のヘールボップ彗星
Illustration Credit: A. Dimai, (Col Druscie Obs.), AAC
説明:
ヘールボップ彗星は、どんな周囲の星々よりも非常に明るくなりました。
それは、明るい都市光の上にさえ見られました。
しかし、都市光から離れた外で、とても素晴らしいショーを行いました。
この画像は、イタリアのコルティナ・d'Ampezzoを囲んでいるドロマイト山脈内にあるヴァル・ポロラ・パス上空のヘールボップ彗星です。
太陽風からの速く動く粒子に攻撃されて、彗星が核からイオンを放出したとき、ヘールボップ彗星の青いイオン尾がつくられました。
白いダストの尾は、塵のより大きい欠片から成って、核が氷を彗星の後ろで軌道に放出しました。
観察は、ヘールボップ彗星の核が12時間ごとに1回転することを示しました。