引力に抵抗しているような渦状銀河

 今日の宇宙画像は、引力の作用を立証しているような渦状銀河です。
 関連として渦状銀河の見本とも言われるM51を最後に取り上げてみました。
 2つの銀河を比較してみるのもまた面白いかもしれません。
 心情的には、M66銀河に近隣の銀河の力に負けないで素敵な渦状銀河になってほしいとも思います。
 けれども、関連として取り上げているM51銀河には、その見事さに圧倒されます。
 ぜひ、超拡大画像の観賞を・・・。

普通でない渦状銀河M66
Credit & Copyright: Canada-France-Hawaii Telescope, J.-C. Cuillandre (CFHT), Coelum
説明:
 なぜ、渦状銀河M66は、対称形ではありませんか?
 通常、ガス、塵と新しく作られた星々の密度波は、渦状銀河の中央を回って、ほとんど対称形の銀河をつくります。
 M66の螺旋腕の違いとその核の見かけの変位は、全てが近くの銀河隣人M65の潮の引力に起因していると考えられています。
 この画像の渦状銀河M66は、範囲がおよそ100,000光年あり、およそ3500万光年の距離にあって、レオの三つぞろいとして知られているM65とNGC 3628を含むグループの中の最大の銀河です。
 多くの渦状銀河のように、M66の長くて複雑な塵通路は、螺旋腕を照らす明るい星々と星雲によって絡み合っているのを見られます。

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