これから土星の細部を見せるカッシーニ

 今日の宇宙画像は、昨日に引き続き土星関係です。
 昨日は、月のタイタンでしたが今日は惑星本体です。
 つい最近届いたばかりのカッシーニ宇宙船の撮った土星画像です。
 関連は、土星の嵐、土星の4つの月とリング内の2つの月、そして本体のリングです。
 これまでは、遠くからリング全体の映像データでしたが、7月以降には、土星の軌道を周回して、接近した映像データが届くことでしょう。
 さて、どんな新しい様子を土星とリング、衛星の月が見せてくれるでしょうか?
 また、楽しみが増えることになりますね。

土星をよく見ると
Credit: Cassini Imaging Team, SSI, JPL, ESA, NASA
説明:
 地球の夜空を今、あてもなくさまよっている光の明るい点は、素晴らしい惑星土星で太陽からほぼ15億キロメートルに位置しています。
 しかし、7年の惑星間の航海の後、惑星の衝撃的なリングが、3月27日に記録されたこの像でカッシーニ宇宙船の狭い角度カメラのフィールドをほとんど満たします。
 先端を傾むけるリング・システムは、およそ270,000キロメートルに及びます。
 それぞれ発見者に任命された隙間のうち、狭い外の隙間がエンケ隙間である一方、簡単に見えるリングの大きい隙間は、カッシーニ間隙として知られています。
 右下の方から明るくなるリングは、影を土星の上半球に投げかけました。日光が、カッシーニ間隙を通り過ぎて流れて、光を青い縞をつくる所で中断されています。
 左に向かって、土星もリングを取り巻いている惑星の向こうに明確な影を投げます。
 7月1日に、カッシーニ宇宙船は、その主なエンジンを燃焼して、土星軌道に入る予定です。

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