月でない金星の半月から三日月の変身

 今日の宇宙画像は、ほぼ一月半の観測による金星の半月状から三日月状の連続です。
 裸眼では、限りなく確認することができない金星の素顔の一面でしょう。
 さて、来月8日には、裸眼には無縁とも言える金星の太陽面通過があります。 
 残念ながら、今回の金星の太陽面通過は、日本では日没後になるために限りなく100%近く見ることができません。もし、見ることが可能になるとするならば地球の自転が遅くなるとき又は、逆に自転したときですが、2004年6月8日にはどちらも期待できないでしよう。
 確実に見るためには、予測図を参考に晴れる地域へ移動する以外は・・・そして、天気予報が信頼できるならば、100%近く見られることをNASAが保証するでしょう。
 私のページでは、保証いたしませんけれど・・・

金星の相
Credit & Copyright: John Rummel
説明:
 現在、金星は、夕方の西の空を抜けています。
 太陽と月に次いで三番目に最も明るい空の天体で太陽から二番目の惑星金星は、日没の後、地平線より上に光り輝く標識として、さりげなく空を見詰める人に感謝されました。
 しかし、望遠鏡の映像は、また、その劇的な局面を明らかにしました。
 実際、望遠眺めのこの思慮深い複合物は、うまく金星のここ数週に渡る局面の進行と経た見かけの大きさの増加を図示します。
 その内部の軌道に沿って滑空して、金星が惑星地球に近付いて、さらに大きい局面へと追いつきました。
 同時に、月が局面を通過するちょうどその時、金星の太陽の日差しに当たって見える半球は、ますます細長くなり三日月形の状態を示しました。
 現在、空を三日月形の月と共有する金星は、実際に6月8日に太陽の表側を横切ります。それは、1882年以降で最初になる金星の他の天体面通過です。

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