トリフィド星雲のハートを覗いたハッブル

 今日の宇宙画像は、とても若い発光星雲であるトリフィド星雲です。
 星雲の一部分で、星雲を隠すほど多くの塵があって、ウィリアム・ハーシェルにトリフィド(三裂)星雲にその名前を与えさせた3本の暗い通路をもたらしています。
 この星雲は、直径が約40光年あると思われています。
 また、1764年6月にチャールズ・メシエによってメシエ天体カタログのM20と指定されました。
 ところで、この宇宙画像ページが、開設から3年目に入っていたのを忘れていました。
 桃栗3年、次は5年目と柿8年を目指して・・・皆様とNASAに疎まれなければですが。

ハッブルのトリフィド星雲
Credit: Hubble Heritage Team (AURA / STScI), F. Yusef-Zadeh (Northwestern U.) et al., ESA, NASA
説明:
 射手座の星座の方角にある星を形成する領域の熱烈なガスの雲が、トリフィド星雲内で暗い塵の通路で入り混じっています。
 中央では、全くトリフィド(三裂)にその名前を与える3本の巨大な暗い塵通路が、一緒にあります。
 塵の星雲中至る所で縫うようにして通って見えるフィラメントがある一方、不透明な塵の山脈が、右に現れます。
 中央の近くで見える一つの大きい星が、トリフィドの白熱の多くを引き起こします。
 トリフィドは別名M20とも呼ばれて、知られている最も若い発光星雲のうちの1つで、およそたったの300,000年前に形を成しました。
 星雲がおよそ9000光年離れて位置して、この画像で示している範囲は、およそ10光年です。
 この科学的な色彩映像は、ここ数年にわたって撮ったハッブル宇宙望遠鏡によるいくつかの露出の付加物です。

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