100メートルの角を持つ彗星ウィルト2

 今日の宇宙画像は、彗星ウィルト2です。
 とても滑らかな表面であると思われていた彗星ウィルト2が、その名の通りに野性味あふれるような突起の表面特徴を持っていました。
 映像データの点検を終えたばかりともいえるので、これからそれぞれの映像をこまめに分析して新しい発表が行われるかもしれません。
 関連は、彗星ウィルト2のいくつかの映像と月の似たようなマイクロクレーター、彗星ヘールボップの7つのジェット噴射などです。

彗星ウィルト2の普通でない尖塔
Credit: Stardust Team, JPL, NASA
説明:
 どのようにして、普通でない尖塔は、彗星ウィルト2でできたのでしょうか?
 1月にスターダスト宇宙船が通り過ぎた彗星ウィルト2を撮った映像の点検を終えました。
 映像データは、地表を離れて長く突出している100メートルもの長さにおよぶ多数の見知らぬ小尖塔を示していました。
 小尖塔は予想外で、他の彗星と小惑星のクローズアップは、そのような特徴を表しません。
 実際、太陽系の地球を含む他のいかなる天体も、そのような普通でない構造を示すと知られていません。
 ウィルト2は、他の普通でない長い崖、深いくぼみ、クレーターを含む表面特徴を現して、たくさんの活発な噴出をしています。
 尖塔と共にこれらの特徴は、影響と爆発的な昇華作用によって刻まれる非常に堅い表面を示すと仮定されています。
 最初のうちは、ウィルト2はとても漠然と結合を保持しているだけと多くが予想していました。
 スターダストは、2006年の地球の近くに飛んで、詳細な詳細な調査のためにウィルト2のサンプルを落とす予定です。

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