宇宙飛行を身近に引き寄せたスペース・シップ・ワン

 今日の宇宙画像は、近い未来の宇宙旅行の乗り物です。
 湯水の如く税金を投入したものではなく、小さな会社が全身全霊と誠意を込めて作りました。
 結果は、世界中の多くの人々に宇宙旅行をとても身近に引き寄せてくれました。
 NASAにしても日本の宇宙機関にしても、贅沢に税金を使っているにもかかわらず、その効果を得るに大変な年月を要しています。
 ところが、スペース・シップ・ワン・プログラムは、短期間とも言えるほどの年月で、政府機関以上の成果を得たとなりそうです。
 宇宙旅行では、もはや億単位のお金を必要としません。
 数万円から10万円前後で、近い未来に宇宙飛行を実際に体験できるでしょう。
 あなたも本当の宇宙での宇宙画像カメラマンになるでしょう。

スペース・シップ・ワンからの惑星地球
Credit: Scaled Composites
説明:
 6月21日に、パイロット・マイク・メルビルは、宇宙への最初の民間の有人の飛行任務で、スペース・シップ・ワンと呼ばれる翼のある航空機で、歴史的な飛行をしました。
 宇宙船は、NASAの初期の宇宙飛行のマーキュリープログラムに類似した軌道に乗らない弾道で、ちょうど100キロメートル以上の高度に達しました。
 それで、眺めはどのようだったのでしょうか?
 60キロメートル以上登った以前の試験飛行に関するビデオ・カメラは、南カリフォルニア海岸と地球のリム越しに西から見ているこの映像を記録しました。
 前景で、スペース・シップ・ワンの複合型ロケットのノズルが、再突入のために「羽の形」をした形状で翼の端と一緒に見えています。
 スペース・シップ・ワンは、スケ−ルド・コンポジット社のバート・ルーテーンによって設計・建設されて、彼の会社は1000万ドルのX賞を争いました。

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