ブラックホールに飲み込まれる天体の悲鳴
今日の宇宙画像は、私たちの天の川銀河中央のブラックホールです。
このブラックホールの近くで、強烈な閃光が数分間の間だけ記録されました。
その原因として考えられるのが、ブラックホールとニアミスした天体の物質が、ブラックホールに飲み込まれて悲鳴を上げた瞬間かもしれないと考えられています。
ニアミスの範囲は、太陽と地球の距離くらいではないかと推測されています。
なお、今日の画像は、NASAのサイトがメンテナンスで休載であるため、惑星テラ見聞録のオリジナル編成です。
銀河中心で明滅するブラックホール
Credit: F. Baganoff (MIT) et al., CXC, NASA
説明:
なぜ、私たちの銀河の中心は、明滅しますか?
多くの天文学者は、唯一の信用できる答えがブラックホールを意味すると思います。
軌道を周回しているチャンドラX線天文台による射手座A*の観察の間に、天の川銀河のまさしくその中心の明るいX線源は、数分の間、格段に明るくなりました。
射手座A*は、この画像の中央の近くで、明るい点として見えています。
大きい天体が速く変化することができないので、小さい源は振幅に関係します。
とはいえ、中心星の動作を含む証拠は、天の川銀河の中心が大規模な環境であることを示して、私たちの太陽の100万倍以上の質量があると推定されています。
天体の1つの既知のタイプであるブラックホールだけは、それだけの質量を非常に小さい容積にはめ込むことができます。
この短い明滅は、したがって、ブラックホールが本当に私たちの銀河中央に存在するという更なる証拠を提供します。
この明滅が本当ならば、破壊的な怪物の方へ落ちて砕けている天体に起因する揺らめきの光かもしれません。