空が青ければ、地球と変わらない火星の丘模様

 今日の宇宙画像は、火星で今なお健在なローバー・スピリッツ君の視点から見た火星の丘です。
 空も「錆」つくような火星の環境で、ローバー君たちは垢を落とす暇もなく酷使されているのかもしれません。
 とても大切な手掛かりを得るためならばその汗も報われるでしょうけれども、科学者の一時的な好奇心のために「無駄」とも言える働きをせねばならないとは・・・
 こんだけ火星の空が「錆びる」ほど酸素が豊富な環境なのですから、案外地球よりも水の占める割合は大きいかもしれません。
 あまりにも多すぎてNASA等の科学者は、これまでの仮説との辻褄を合わせる研究で忙しいのかもしれませんね。

スピリッツ・ローバーが、火星でコロンビア丘に到着
Credit: Mars Exploration Rover Mission, JPL, NASA
説明:
 火星上のロボット・ローバー・スピリッツは、目下、火星でコロンビア丘に到着しました。
 丘のうちの2つが、6月の初めの接近で示されています。
 この天然色画像は、極めてほとんど、人間がスピリッツの視点から何を見ているかについて示します。
 岩、丘と空さえの赤い色は、全面的に広がる錆付いている砂に起因します。
 スピリッツは、1月に赤い惑星上へ降りてはねて以来、今では、3キロメートル以上旅行しました。
 離れた地球から制御とプログラムを送られて、ロボット探検家は、現在、至上の喜びと呼ばれている岩を調査しています。
 火星の向こう側で、スピリッツの双子のオポチュニティーは、現在、エンドランス・クレーターと呼ばれるくぼみ内で、珍しい岩を調べています。

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