カッシーニの情熱に燃えた?土星のリング波

 土星のAリングの2つの密度波のこの疑似色彩画像は、土星から680万キロメートルの距離でカッシーニホイヘンス宇宙船で撮りました。
 画像は、カッシーニホイヘンス紫外線イメージング分光写真で観察された惑星との間に月が入り、惑星を隠す現象の掩蔽(えんぺい)より作られて、約724キロメートル幅と約0.5キロメートル幅のリングの区画で、最も狭い特徴について示しています。
 明るい範囲は、リングのより密集した領域を示します。
 画像の左の一部での明るい帯域は、土星の月ヤヌスによってリングの重力兆しに起因する密度波の『頂点』です。
 画像の右半分の小さい密度波は、月パンドラによってもたらされます。
 紫外線イメージング分光写真は、リングの前を通過した星のXi Cetiの輝きを観察して、星明りの明滅を画像によって表されるリング密度に変換しました。

 土星のリングの様々な温度が、カッシーニ-ホイヘンス宇宙船からのこの疑似色彩画像で、ここで表されます。
 赤は、摂氏マイナス163度、緑は摂氏マイナス183程、青は摂氏マイナス203度のおよその温度で示しています。
 水は、摂氏ゼロ度で氷結します。
 ちょうどAリングの内側の赤いカッシーニ間隙または、黄色と赤で現れている内部のCリングの様に、透明な区域が比較的暖かい一方、外のAリング(極右)と中央のBリングがより冷たく、画像ではリングの不透明な範囲を示しています。
 リングの明りがついてない側で、温度測定値は、2004年7月1日に得ました。
 カッシーニが、あまりに惑星に近くて、それゆえにリングの明りがついてない側の映像を利用できなくて、温度資料はリングの照らされた側の映像に図示されました。
 土星は、この画像での露出過度で純粋な白です。
 土星の月エンケラドスは、中央に向かってリングの下に見えています。

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