宇宙塵幕の後方で見つかる銀河の化石

 今日の宇宙画像は、シュピッツァー宇宙望遠鏡が見つけた天の川銀河の化石です。
 可視光でほとんど何も見られない暗闇が、赤外線望遠鏡は、隙間なく星々が埋められていると教えてくれます。
 私たちの眼は、ひとつの見方だけで事象を見ているのではないのです。
 見ているけれど認識していないだけです。
 それが都合の良いものかどうかは別にして、異なる見方で事象を認識することで、隠れている真実に一歩近づくのです。
 そう、得た情報のひとつだけが真実とは限りません。
 複合情報を分析することで、事象をより正確に認識できます。
 複雑さや複合を煩わしく思うことは、真実から目を逸らす事になっているのですよね。