大きな地球型惑星があるグリーゼ876太陽系

 私たちの地球は、唯一ですか?
 この質問に答える努力を続けることによって、天文学者は、現在、遠い普通の星の周囲で軌道を回っている地球のような惑星を発見しました。
 150以上のとても多くの木星のようなガス巨人惑星が、以前に発見されていました。
 小さいM矮星のグリーゼ876の近くで、軽微で速いけれども規則的な揺れが、地球の質量よりも最小で6倍より少し高い質量を持っていそうな惑星の証拠を示しました。
 惑星の小さな質量は、それが本来の姿では、私たちの太陽系の内惑星の組成に類似した、おそらく、地球のような惑星であることを示します。
 本当に、その惑星が主に岩でできているならば、惑星の表面重力は、木星のような惑星のガスを抑えることができさえしません。
 しかし、この惑星は、親星のとても近くを周回するので、表面温度は、たぶん摂氏200度を越す灼熱で、新しく発見された惑星は、人にとって心地よい休暇場所と成り得そうもありません。
 グリーゼ876は、地球から15光年離れているだけなので、星座水瓶座の方角に双眼鏡で見えます。

 私たちの太陽系を越えて地球のような惑星を探す前進の大きなステップで、天文学者のチームは、これまでに検出した惑星で最も小さい太陽系外惑星の発見を発表しました。

 その惑星は、地球のおよそ7.5倍の質量と約2倍の半径の大きさで、私たちの太陽とほとんど変わらない普通の星の軌道に乗っています。これは、今までに発見された太陽系外の惑星の中でも、最初に発見された岩石惑星であるかもしれません。
 普通の星々周辺でデートしているのを目撃されたおよそ150の他の太陽系外の惑星の全ては、私たち太陽系の氷巨人惑星天王星(地球のおよそ15倍の質量)より大きい惑星ばかりでした。

 惑星地球の天文学者たちは、太陽系外の惑星検出の限界を広げ続けて、地球型惑星の確認に、ますます近寄っています。

 新しく発見された「超地球」は、星のグリーゼ876を軌道に乗って回っていて、星座水瓶座の方向にちょうど15光年離れて位置します。
 この親星も、2つのさらに大きな木星サイズの惑星を持っています。

 新しい惑星は、僅か2日間で急速で親星を囲んで回っていて、また、あまりにも親星に近いためにその昼側温度は、多分、摂氏200度から400度を上回ると思われます。この温度は、私たちの生活に関するものでは、オーブンの中に居るような温度です。
 それにもかかわらず、惑星が星に引き起こす小さい揺れを見つける能力は、さらに小さな岩石惑星や、また、生命の住み良い軌道のある惑星の検出さえも可能になったという確信を天文学者に与えます。

 この惑星は、おそらく鉄の核とケイ酸塩マントルによる岩石惑星と考えられます。そして、濃く熱い水の層を持っていさえする可能性があります。
 私たちが知り得たこの惑星は、本当に地球のような岩石惑星か氷の巨人である天王星海王星の灼熱バージョン惑星の間か、あるいは、それらの中間であるかもしれません。

 この惑星は、古代の質問に答えます。

 2,000年以上も前に、ギリシアの哲学者アリストテレスエピクロスは、他にも地球のような惑星があるかどうかについて議論しました。

 現在、初めて、私たちは普通の星周辺で岩が多い惑星の証拠を持ちました。今日の結果は、人類が尋ねることができる最も深遠な問題についての応答の一つに向けた重要なステップです。

 私たちは、宇宙で孤独な生命体なのだろうか?・・・そう、その答えが、現在、微かに開きだした扉の向こうに見え隠れしています。

今日の宇宙画像 2005年6月13日号へは、ここをクリックすると移動します。