ペルーのナスカ・ライン、ナスカの地上絵考察 その1

 今日の地球画像は、古代のナスカの人々がペルーの砂漠に彫った巨大なデザインを認識できる衛星の眺めです。
 Ikonos衛星からのこの眺めは、砂漠の向こう側に何キロメートルも伸びる巨大な螺旋、クモ、完全にまっすぐな直線を明らかにします。
 古代ナスカの人々は、西暦200年から600年の間に、暗い赤い表土と石を片づけることによって、青白い下の地表を露出させて、これらの地上絵を描き上げました。
 ナスカ・ラインの彫刻が施されている平野が、ほとんど雨や風の影響を受けないので、今日でも鮮やかに見ることができます。
 この2001年1月15日に得た映像データで作られた画像では、2つのシンボルといくつかの線を示しています。
 画像の上部の近くで、螺旋が山の麓に気持ち良さそうに横たわっています。
 画像の左端と向き合っうような鋏模様のクモがその下に横たわっています。

 ナスカ・ラインを地上から直接見るのが難しいので、これらの地上絵の作者たちは、この画像のような眺めで彼らの作品の結果を見なかったかもしれません。

 それなのに、古代のナスカの人々は、どうしてこのように砂漠に走り書きする苦労に立ち向かったのでしょうか?

 誰も知りませんけれども、多くの理論が提案されました。
 図形は、古代ナスカの人々の世界で宗教上の道を作る直線で、星座や神を表しているのかもしれません。
 彼らは、水が貴重だった高い砂漠で、地下水源の場所を指定しているのかも知れず、あるいは、農業のカレンダーとしての図形の可能性がありました。

 ペルーの南西のアンデス山脈と海岸の間の暑い霞む砂漠に、多くある考古学でも最も不可解な謎のひとつがあります。
 巨大な幾何学的なパターンで、猿を含む動物やクモ等の螺旋図形、フクロウのような人型模様、完全にまっすぐな何千もの線が、砂漠の表面上に完璧に刻まれています。
 それらの最後は、およそ1000年前に描かれました。
 ナスカ・ラインとして知られている図形は、 それらが最初に発見された1920年代の時から科学者を煙に巻きました。

 地上に刻まれている図形は、地上絵とも呼ばれていて、それは、混雑した線の集りのようににも見えます。
 それらの線と図形が、どのような目的があってどのように構成されているかを見るには、地上の遥か上の空中からだけです。
 描かれた古代当時に、現代のような空飛ぶ乗り物が無いとすれば、これを空中から見た誰かがいるのでしょうか?
 もし、居なかったとすれば、どうしてそのような地上絵を刻んだのでしょうか?
 大きなものでは、65キロメートルにも及ぶ線があり、サッカー場2面もある動物の図形もあります。
 古代ナスカの人々は、どのようにしてこれらの図形を正確に描くことができたのでしょうか?

 衛星よりも近い高さから見たいナスカの地上絵の 今日の地球画像 2005年9月15日号 詳細ページ