原始のクェーサー

 最初のクェーサーは、どのように見えたのでしょうか?
 最も近いクェーサーは、現在、銀河中心の超大規模ブラックホールであると知られています。
 時々、ホーム銀河の全体の外部を輝かせて、クエーサーに落ちるガスと塵が明るく白熱します。
 宇宙の最初の10億年にクェーサーが生じましたけれども、まだ周囲のガスの性質でさえ未知で、とても謎めいています。
 この画像のアーティストの印象は、そのような原始のクェーサーが、ガス、塵、星々、初期の星団のシートに囲まれていた可能性があることを表現しています。
 3つの遠いクェーサーの厳格な観察は、現在、元素鉄の非常に具体的な色の放射を示します。
 WMAP任務から最近の結果を支えるこれらのハッブル宇宙望遠鏡観察は、星々の全部の完全な周期が生まれて、この鉄を創って、宇宙の最初の数億年以内で滅びたことを示します。

 クェーサーについてのアーティストの印象では、原始の銀河(または原始銀河)に関して、ビッグバンの後、数億年後として年代を設定しました。
 天文学者は、 そのような3つのクェーサーで鉄の相当な量の発見をハッブル宇宙望遠鏡で達成するのに慣れていました。
 これは、現在までに、誰も見つけていなかった宇宙の最初の星の世代が創ったと信じられる元素を初めて発見したことになります。

 星々の極めて最初の世代に関する情報は、宇宙の最も守られた秘密のうちの1つでした。

 最初の星々が超新星として命を終えたとき、爆発で宇宙にガスを噴出しました。
 これらの『灰』は、酸素のようなより重い元素を含んでいて、炭素、ケイ素、鉄が、核の炉がある星の中央の内部で生み出されました。
 この新しい発見は、天文学者が、宇宙の歴史に関して時間尺度の修正を組み立てることができます。

 今からおよそ137億年前、宇宙は、ビッグバンで創造されたとなっています。
 水素とヘリウムが、この大変動の熱い爆発で存在するほとんど唯一の物質です。
 ガスが冷えて、宇宙が透明になって、ガスが集結し始めます。
 星々形態の最初の世代は、それから2億年後に生じました。
 およそ5億年から8億年後に、これらの最初の星々が、超新星として爆発して、周囲に鉄や他の構成分子のような元素を分散させました。

 新しい観察は、最初の星々が、銀河中心でクェーサー・エンジンを動かす超大規模なブラックホールの前に誕生したことを示唆します。
 クェーサーからの光は、ハッブルに128億年前の宇宙を届けました。それは、ビッグバン後、僅か9億年の時代のクェーサーから去った光でした。

 ハッブル宇宙望遠鏡の観察が、最初の星々がビッグバンから僅か2億年後に誕生したことを示唆するということは、以前に考えられていたよりも非常に早期の時代になります。
 私たちは、銀河、星々、そして、最終的には惑星が、初期の宇宙でどのように誕生したのかやその時代を正確に知っていません。
 天文学者は、遠くにある天体を観察することによって、宇宙のその初期の数億年を振り返ることができます。
 しかし、それらの光は、故郷から旅立って地球へ到達するのに数十億年もの年月を必要とします。

 ハッブルで見つけた鉄は、ビッグバンの直後に誕生した星々の非常に最初の世代において創り出されたなるでしょう。
 宇宙の歴史の中でそのような宇宙の初期の鉄の検出は、深い意味を持っています。
 鉄の存在及び密接な関係がある鉄よりも軽い他の全ての元素の存在は、惑星と生物に関する基本的成分が、少なくともいくつかの場所で存在していたことであり、しかも、宇宙の歴史の非常に初期において存在したことを示します。
 これは、地球の形成があった46億年前よりも、非常に早い、正に、宇宙の初期の初期です。

 これらの結果も、最初の星々が、銀河の中心でクェーサー・エンジンを動かす超大規模なブラックホールの前に誕生したことを示唆します。
 他の観察は、最初のクェーサー・エンジンが、ビッグバンの後の僅かな時間である9億年よりもなお以前に動き出したことを示しました。
 最初の星々は、したがって、そのようなクェーサーよりも数億年、先行すると思われます。

 今日の宇宙画像 2005年9月25日号 詳細ページ

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2歳前後に第一次反抗期が起こる理由も、宇宙の申し子ならば当然のことのようですね。
億を取り離せば、ほぼ私たち生命に適合できそうな話題が、宇宙に多くあるようです。