ナスカ・ライン、ナスカの地上絵考察その2
今日の地球画像は、ナスカ・ライン、ナスカの地上絵考察その2です。
今日は、ナスカ地上絵以外にも類似した他の地域の地上絵を取り上げました。
ナスカ・ラインは、世界で唯一の地上絵ではありません。
地上の図形の伝統は、中部カリフォルニアからチリの北部までの穏やかな海岸の砂漠域に及びます。
しかし、ペルーの南西にある500平方キロメートルの地域の地上絵は、世界の類似する地上絵の中でもとても大きく、また、入り込み密集しているのでナスカの図形はユニークです。
数百キロメートルにも近い直線は、外れで数度ずれるだけであると共に、巨大な台形と螺旋、動物の図形のいくつかは、全体が空中からしか見ることができず、1920年代から考古学者を当惑させていました。
どのように、古代ナスカの人々は、それほど正確に描くことができたのでしょうか?
そして、誰のために?
また、なぜ、地上に描く必要があったのでしょうか?
緻密な地上絵を古代ナスカの人々がどのように描いたのかその方法を知ることは、科学者が同意できる問題のひとつになっています。
ペルーの砂漠は、完全な絵画を古代ナスカの『芸術家』に提供しました。
空気に対して黒くニスを塗られたようにこぶし大の火成岩の露出に覆われた砂漠あるいはパンパス表面は、石の下数センチにある柔らかい黄色の土と鋭い対照を作ります。
古代ナスカの人々は、単に覆っている石を取り除いて周りに積み上げることで、世界で最も大きい走り書きつづりであるかもしれない絵をスケッチしました。
他の類似した地上絵は、風土帯で図形は数か月で消されましたが、ナスカは地球上で最も乾いて最も風のない地域の1つで、現在まで残りました。
気候と地質は、ナスカの芸術家にとって理想的な環境を作って相乗作用し、数千年後まで賞賛され考えさせる特有な絵を残しました。
しかし、考古学者は、地上絵は非常に簡単で直接でしたが、技術を必要としたと述べています。
それは、難しい技術ではなくて、全ては、描ききろうとする意志でした。
その意思とは、全てが視界線に対する慎重で勤勉な注意力でした。
直線の場合、線に沿って第3の支柱の配置を導くのに、2本の木の支柱が用いられました。
1人の人が最初に2つの支柱を打ち、3番目の支柱の配置について最初の人の『視界線に沿って』2番目の人に指示しました。
また、線が正確に直線になるように『紐』が用いられました。
この手順は、数百キロメートルもそれ相当の努力で繰り返されました。
1984年の夏の間に、科学的な分野調査を支援する国際非営利団体の地球監視網の10人のボランティアが、ナスカ地上絵の調査を行う天文学者と人類学者を支援しました。
彼らは、螺旋状の長さ35メートル、幅1メートルほどの直線を、印刷した図面を用いないで、ちょうど1時間で構築しました。
1つのグループは、図形の内部でしゃがんで石の下にある青白い黄色の土を眺めに出すために石の覆いを取り払いました。
一方で他のグループは、取り払われた石を図形の周囲に高さ50センチメートルほどに積み上げて配置しました。
第3のグループは、正しく一列に並べるのを確実にするために、工程で斜めに進まないように指揮しました。
調査に立ち会った学者は、結果が、いずれものナスカ図形のように、描画の試みは測量士の計器で測定したのと同じくらい正確な数値であったと言います。
それらの結果の推論から、調査した学者チームは、作業班が約1週間で16,000平方メートル範囲の台形を、石を取り除いて明らかに描くことができたと結論しました。
そして、学者たちは、古代の10,000人の人々が、パンパス上のあらゆる線と台形を10年未満で作ったと推測しています。