あれから33年、厄年の月姫様の伝言『何時お越し頂けますか』

 今日の宇宙画像は、いまだに記録の更新がない最後の月着陸です。
 中断した当初、世間は10年もしないで再開するだろうと期待したと思いますが、もう、33年も経過したのです。
 たぶん、月の姫様との申し子も既に日本でのか弱き女性から表裏無き強気女性に至る厄払いの年頃になっているはずです。
 75時間もお泊りの時間があれば、世間に公表できないひとつやふたつの出来事もあったでしょう。
 地球の連れ合いさんも、分別が付く老熟です。
 各地の講演やコンサルタント活動で蓄えた老後の資金を草葉の陰に持っていく前に、月のお姫様にこれまでの不義理の慰謝料をお渡ししてもいいと存じますが・・・
 と、いうような夢に魘されて今日の宇宙画像の更新になりました。
 このお話は、私とは一切関係ないことを天に誓います。
 

 1972年12月に、アポロ17号の宇宙飛行士ユージン・サーナンとハリソン・シュミットは、同僚のロナルド・エヴァンズが頭上の軌道を周回している間、月でおよそ75時間を過ごしました。
 月の表面を横断する第3回目で最終的な遠足を始める寸前にシュミットは、アメリカの旗と月面車の傘形の高増幅アンテナの側面に並んでいるサーナンのこの写真を撮りました。
 シュミットの反射がちょうどサーナンのヘルメットに作られている一方で、突出し彫刻された丘が背景に見えています。
 アポロ17号のクルーは、それまでの他の月の着陸サイトのどれからよりも多い110キログラムの岩と土壌サンプルと共に地球に帰りました。
 サーナンとシュミットは、依然として月を歩いた最後の地球人です。

 アポロ17号は、人間が月の表面を歩いた6番目で最後のアポロ任務でした。
 1972年12月11日に、2人の宇宙飛行士ユージン・A・サーナン司令官と月着陸船(LM)パイロット・ハリソン・H・シュミット(月の最初の科学者)は、月のタウラス・リトロウ地域に着きました。コマンド・サービス・モジュール(CSM)のパイロット・ロナルド・E・エヴァンズは、月軌道で周回を続けました。
 月での滞在の間に、宇宙飛行士は、科学的な実験を行ったり、写真を撮ったり、月のサンプルを集めました。
 LMは、月から12月14日に飛び立って、宇宙飛行士たちは12月19日に地球に戻りました。


 アポロ17号、最後の月着陸 今日の宇宙画像 2005年12月18日号 詳細ページ