懲りずにまたも、アメリカの隠された真相を暴く惑星テラ見聞録


アメリカの動物愛護グループを悩ますロブスター風味ゴキブリ大食いコンテスト


 今日の真相画像『軟弱』版は、食欲の秋にお届けするロブスターのような味がするらしいゴキブリ大食いコンテストについてです。


 2006年10月12日、アメリカで隠された真相を暴かれる出来事がありました。
 アメリカの動物愛護グループは、北アメリカにあるテーマ・パーク運営者に対して、良識ある人間が『世界ゴキブリ大食い新記録コンテスト』を中止するように怒鳴りました。
 ニューヨークに拠点を置くテーマ・パーク運営会社シックス・フラッグ社は、ハロウィンの販売促進の一環として顧客に大食いコンテストを実施しています。
 その大食いコンテストとは、マダカスカル・シャージング・ゴキブリの生食です。食べ放題にもかかわらず、参加費は無料です。


 動物の倫理的な待遇を求めるグループは、このコンテストに対して子供たちからも大人からも、この記録破りのコンテストと全体的な販売促進に反対する声で溢れたと言いました。
 このグループの主催者は、「昆虫は、特に必要のないマーケティング戦略で、生食として好きなようにあしらわれてはならない」と話していました。


 競技会は、金曜日にイリノイ州ガーニーにある6つの旗公園でゴキブリ大食いの世界新記録を更新するために開かれています。
 記録を更新した人は、誰でも2007年のVIP待遇と年間パスを得ることになっています。
 現在の記録保持者は、ゲテモノ食いで味音痴が揃っていると噂されているイングランドのケン・エドワーズが、2001年に作った1分間で36匹のマダカスカル・シャージング・ゴキブリの生食です。
 このギネス級の記録は、4年間も破られておらず、5年目の今年に新記録の期待が寄せられています。


 シックス・フラッグ社で不満を受け付ける唯一の部署でもある広報担当者は、『このVIP待遇を得られる参加者が、当社の運営する30箇所のうち12箇所だけが登録資格を得たので、ゴキブリを食べる機会を奪われた残りの地域の人々が、不満をぶっつけているに過ぎません』と悠然と応えました。
 広報担当者は、さらに今回生食するゴキブリについては、どんな健康懸念でも退けており、ゴキブリは、殺菌した環境において増やされて、エビまたはロブスターと同じくらい安全であったし食べるために高い栄養価を持っていると胸を張りました。


 マダガスカル・シュージング・ゴキブリは、体長が3.8センチメートルから7.6センチメートルまである大きい羽の無いゴキブリです。


 広報担当者によると、この得がたく繊細さに満ちた大食いコンテストに対しては、参加者の誰も不満を言わなかったらしいです。


 広報担当者は、「この大食いコンテストを批判することは、世間知らずであり、見た目だけで怖がっているに過ぎず、べとべとした食感は、ハロウィン向きの楽しみであり、それは、幽霊屋敷を探検するときのぞっとする心地良さに続くようなものです。」と、さらに追い討ちをかけるようにして広報を締めくくりました。


 惑星テラ見聞録では、あまりの衝撃さ故に実物画像を掲載する勇断がありませんので、同じような風味らしいロブスターに多彩にご登場いただきました。