カメラは嘘をつかない
NASAバイキング1号が撮った火星地表生データのRGBカラー合成写真集とNASAの公開しているバイキング1号のカラー合成偽装を剥がした画像です。
ご覧のように、PIA00569のカラー画像は、いつも簡単にNASAの偽装を剥がしてくれる最強の廉価ソフトでも、正攻法では立ち向かえませんでした。
ヒストグラムをいろいろと調整してみても、手強い偽装工作カラー画像でした。
視点を変えて、NASAのように偽装するにはどうしたらいいのかとPIA00569をRGB分析しました。いつものカラー合成画像よりも2段階ほど手間がかかりましたが、RGBデータを作ることによって、生データの合成に近いカラー画像を合成することができました。
おそらく、今回の方法でNASAの火星地表のあらゆるカラー偽装画像の赤茶偽装を剥がせることでしょう。
生データのカラー画像集でも分かるように、ほぼ火星地表の色彩は一貫しています。色の濃さは、生データの明暗の違いです。
バイキング1号から始まった火星地表カラー画像の偽装を剥がす
先の「カプリコン・1にあらず」で年月日の錯誤をしたために、お詫びを兼ねて最初の火星地表からのカラー画像といわれるバイキング1号のカラー画像を分析してみました。
『火星のこのカラー画像は、バイキング1号が火星着地に成功した翌日の1976年7月21日に撮られました。
火星での現地時間は、ほぼ正午です。
眺めは、バイキングから見た南東です。
赤・オレンジの表層物質が、右下の場合のように、所々で露出するより暗い岩盤一面に、明らかに薄いうわべの飾りを作り上げて大部分の表層を覆っています。
赤みがかった表層物質は、褐鉄鉱(水和酸化第二鉄)かもしれません。
そのような風化産物は、水と酸化する大気がある状態の地球で生じます。
空は、たぶん下層大気に浮遊した赤味がかった浮遊物からの光の散乱と反射で、赤味がかった色合いを与えます。
場面は、異なるカラーフィルターでそれぞれの時間で宇宙船のカメラ・ナンバー 2で3回走査されました。
色の釣り合わせ補助で、2番目の写真が宇宙船の後ろに設置されたzテストチャートで撮られました。
グレーのデータが適合する色になるまで、これらの場面に色データが調節されました。
その後、同じ目盛りが、全場面に用いられました。』
以上が、1997年2月28日に再公開したバイキング1号による火星の最初のカラー画像についてのNASAの説明です。
例によって、NASAのカラー画像を色眼鏡で見る習慣がついた当サイトでは、ワンクリックしてみました。
あら〜まぁ〜・・・・思った通りに変身してくれましたねぇ。透明な「色眼鏡」で見る火星は、やはり、岩石形惑星地球と似ています。
この画像は、記念すべきNASAの火星地表から撮ったカラー画像の第1号になりました。
NASAの火星地表から撮ったカラー画像の偽装は、こうして始まりました。
複合画像の説明
左側の赤茶の幕の画像が、NASAが1997年2月28日に再公開したバイキング1号の最初の火星地表のカラー画像です。
右側が、同じ画像の赤茶の幕をワンクリックで取り去った画像です。
左下の小さい画像2枚が、色彩について判断できそうなバイキング1号の最初の頃の画像です。
左が、NASAの公開している火星地表とアメリカ国旗などが描かれた画像です。
右が、当サイトで生データのカタログからRGB画像を抽出しカラー合成した画像です。
中央下の画像が、最初の火星地表から撮ったカラー画像の生データを合成した画像です。
全く同じデータから作りましたが、オリジナルの大きさは、CD-ROM配布のために入手に時間がかかるので、カタログからRGBのカラー合成を行いました。
複合画像の感想
これらの画像の比較でも分かるように、最初の火星地表から撮ったバイキング1号のカラー画像に遡って、NASAは、火星地表から撮るカラー画像を赤茶の幕で偽装しています。
また、それらの偽装したカラー画像もワンクリックで幕を取り払えたとしても、偽装するカラー画像でさえも偽装していることが見て取れます。多重偽装と中央下の生データのRGB合成カラー画像から断定できます。
バイキング1号の最初のカラー画像の説明改訂版
『火星のこのカラー画像は、バイキング1号が火星着地に成功した翌日の1976年7月21日に撮られました。
火星での現地時間は、ほぼ正午です。
眺めは、バイキングから見た南東です。
表層に多く見られる赤みがかった物質は、褐鉄鉱(水和酸化第二鉄)かもしれません。
そのような風化産物は、水と酸化する大気がある状態の地球で生じます。
空は、火星特有の砂嵐時期以外は、澄み切っていて、地表から遠くなるに従い紺碧の色合いを見せます。
場面は、異なるカラーフィルターでそれぞれの時間で宇宙船のカメラ・ナンバー 2で3回走査されました。
色の釣り合わせ補助で、2番目の写真が宇宙船の後ろに設置されたzテストチャートで撮られました。
グレーのデータが適合する色になるまで、これらの場面に色データが調節されました。
その後、同じ目盛りが、全場面に用いられました。』
このような画像の組み合わせに至ったのも、先の「カプリコン・1」で年月日を錯誤した怪我の副作用と言えます。気が急いて忘れた頃に錯誤をするものですから、回復する副作用の捻出に苦しむことがあります。
カプリコン・1にあらず
惑星地球初の長期火星地表徘徊探査宇宙船が、2003年6月に打ち上げられた。
しかし、その打ち上げから遡ること7年あまり前の1976年7月22日深夜、火星の権威故カール・セーガン博士は、彼にとって異常な火星光景のカラー画像に驚愕し、怒声を発した。
「火星は、こんなじゃない」
そして、歴史は作られ、今日、権威の失墜を避けるべく偽装が日夜行われている。
(画像の再公開日と火星画像の最初のカラー画像の作成日を錯誤していましたので、年月日を訂正しました。)
ただ、故人の名誉を鑑みて書き加えるならば、このような発言は、NASA系統の伝聞に限るようである。
NASAは、その怒声により、権威の希望する火星地表塗装に邁進した。当時は、インターネットはなく、データも偏ったものを公開するだけで済んでいたので、一般人のカラー合成画像の作成は不可能であった。
歳月の流れが、火星地表の色を定着させ、NASA以外にもESAも協力し、火星の地表色が世間で公然と認識され常識になった。
そこに、油断が生じたのかそれとも一部科学者の良心が成長したのか、双子の火星ローバーの撮った映像に関しては、一般が馴染みのCCDカラー画像を合成できるデータを公開してしまった。
広範囲に行き渡っているソフトでは、「追加」や「加算」の合成方式が大半であり、NASAの当事者もそのような中半端なソフトで検証していた為だろう、堂々とCCDフィルターデータを公開してしまった。
後悔先に立たず、ネットで流失データは消せない。
NASAの洗脳に心地よく酔っていたサイトは、暴飲が過ぎた上に泥酔して双子の火星ローバーのカラー画像をワンクリックしてしまった。
とたんに、画面が一変し、見慣れた赤茶けた火星地表と大気が、地球そのものになってしまった。
カプリコン・1・・・だ。
サイト管理者は、深い関係のNASAの本心を疑りだした。
生データをカラー合成しだした。
NASAの思う壺のカラー画像になった。
そんなはずはない。
二日酔いの頭を良薬の濁酒で治し、思考を覚醒してカラーチャートに行き着いた。
そこに意外なヒントが待っていた・・・
そして、今日、視線に柔らかな火星風景に遭遇している。
それもこれも、この火星着陸船がローバーを運んだからだ。
あなたが合成できる火星ローバーのカラー画像は、カプリコン・1ではない。
画像比較
この3枚の画像は、全て同じ生データから合成されたものである。
NASAとCCD合成画像で下の方の広がりが異なるのは、パノラマ合成における傾斜角度による。
偽装を剥がした画像とCCD合成画像と比較しても分かるようにNASAでは、CCD合成画像にさらに手を加えている。
ヒストグラムは、合成画像が細工されていることを示す。
当サイトのCCD合成画像のヒストグラムが、NASAの偽装画像とほぼ正対することを示しているようだ。
CCD合成画像は、火星ローバー・スピリッツの火星太陽日
第819日のカラーチャートCCDフィルターデータを参考にした。
ローバー・スピリッツの合成画像生データ
火星太陽日 第814日、第819日、第823日
RデータCCD赤集積フィルター(L4M1)
GデータCCD緑集積フィルター(L5M1)
BデータCCD青集積フィルター(L6M1)
合成方式 ポジデータ着色後にネガ反転乗算合成
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私たちの太陽のような星が、終焉を迎える時、そう、その主系列局面で核内の水素を全て燃焼しヘリウムに転じたならば、ヘリウムが外形で燃え続ける一方で、更に、ヘリウムは赤色巨星期のその核内で炭素、酸素に燃え続け、その核反応が終わります。
この過程は、広がる星を作って、さらに不安定になって、強い星の風の中で質量を失う長く周期的なミラ型の脈動変光星となり、その外の層が脈動する原因になります。
不安定は、広がる外層に、最終的に星の質量のかなりの部分の放出を引き起こします。
星の核は、激しい精力的な放射を発するとても熱い小さい中央の星に残ります。
広がるガスの外層は、中央の星から発される高エネルギーの放射によって光りを放ちます。
展開が時間と共により速くなるように、外層の物質がさらに加速されます。
光るガスの外層は、それで惑星状星雲に見えます。
深い露出で、ミラ型の脈動変光星局面で放出された物質は、多くの惑星状星雲を囲む広がる後光として検出することができます。
人間が見た最初の惑星状星雲は、小狐座内の亜鈴星雲M27で、それは、1764年7月12日にチャールズ・メシエによって発見されました。
ハッブル遺産 「惑星状星雲ギャラリー -1-」 コスモス・ビジョン
惑星状星雲 ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙のビデオ コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録
あなたにも作れる宇宙のカラー画像
ここで取り上げたのは、比較的に生データを合成しやすいと思われたハッブルのNGC1672渦状銀河の観測データです。
一番上の段が、ハッブルの広視野平床式カメラ2の赤、緑、青のフィルターのポジデータです。
次の段が、それらのポジデータに各フィルター色を配合した画像です。
3番目の段が、上の段の各色のポジデータをネガに反転した画像です。
4番目の段の左が、前記の3色のネガを乗算合成した画像です。
一番下の段の左が、4番目の段の左の画像を反転した光学で見る完成画像です。
普通は、この画像で一般に公開されますが、この銀河のどこで星が活発に誕生しているかを見るために、4段目の段のポジデータをピンク色のフィルターで得ます。そして、赤緑青のデータのようにポジデータにピンク色を配合し、ネガ反転します。これを、4段目の左のネガと乗算合成します。
結果が、5段目の右の画像になります。
この画像の生データは、下記の通りです。
赤データ
http://heritage.stsci.edu/2007/15/images/il.jpg
緑データ
http://heritage.stsci.edu/2007/15/images/gl.jpg
青データ
http://heritage.stsci.edu/2007/15/images/bl.jpg
星誕生域データ
http://heritage.stsci.edu/2007/15/images/hl.jpg
このようにハッブルなどの宇宙画像では、観測した生データが公開されていて、誰でも専用のソフトや汎用ソフトで宇宙のカラー画像を合成できます。
同じように、火星ローバーの生データも、パノラマ画像に関しては、カラー合成画像を作れるように公開されています。
今日のこの画像のように火星ローバーの生データを合成するならば、あなたの見たい火星がいつでも見られるのです。
決して、NASAの火星ローバーのカラー画像のように、赤茶で覆われたカラー画像にはなりません。
もし、赤茶の膜で覆われたとしたならば、それは、作った人のカラー合成の仕方が間違っているということです。あるいは、役に立たないソフトを用いたのかもしれません。
火星ローバーのカラー画像合成の全ての基本は、そのデータと共に公開されているカラーチャートのデータです。このカラーチャートのデータで、右から8文字目からL4M1,L5M1,L6M1の生データの合成で、赤、青、緑、黄の4色が再現されます。これが、私たちの普段見る光景の色彩です。そのカラーチャートの画像を把握して、L2M1,L5M1,L6M1やL2M1,L5M1,L7M1のカラー合成データの色配合を調整します。
現在のところ、私の使っているソフトでは、L2M1赤の配合を赤90と青10、もしくは、赤80と青20見当で、L7M1の場合には赤10と青90または赤10と青100の見当割合で、普通のRGB3原色合成のカラー画像に近づけられるようです。
たとえ、このような配合割合を勘案しなくとも、赤系統の強いデータのままカラー合成画像を作っても、NASAが公開している火星ローバーの赤茶の膜で覆われた画像にはなりません。
NASAの洗脳から目覚めるには、ちょっと苦悶があるかもしれませんが、自分の手で火星ローバーのカラー画像を合成するならば、それが特効薬になるでしょう。
素晴らしい火星風景が、あなたを待っています。
火星の竜巻、カラー画像
この画像は、火星ローバー・スピリッツが火星太陽日第621日目に撮った火星の竜巻です。
各フィルターの撮影時間が異なるために、竜巻の色を特定できませんが、移動の様子は見ることができます。
緑のデータが、一部欠落していますけれども、赤と青のデータから見る限り、NASAの意図的なものでなく撮影不良となりそうです。
このカラー画像は、注釈の通りにカラー合成しています。
いわゆる私たちが普通に見るデジタルカメラのカラー画像に近づけています。
フィルター色に相似させるには、さらに赤と青のバランスを調整させる必要がありますが、ほぼこの画像で補えるはずです。
見慣れているNASAのカラー画像のように見たい場合は、かなり濃い赤の色眼鏡でこの画像を見てください。
くどいけれども、NASAの公開しているカラー画像合成用の生データでは、赤みが強い画像になりはすれども、全面が赤茶けたカラー画像にはなりません。
火星の大気は、地球よりも薄いという科学的根拠があります。ところが、NASAの公開しているローバーのカラー画像は、火星大気が金星に匹敵する濃さです。それなのに、地表の影がくっきりと見られます。
大気が濃いのならば、遠くの太陽からの光が、かなり薄められ影も薄いはずですが、NASAのカラー画像では、論理的に矛盾する合成画像と言えるでしょう。
火星ローバーは、間違いなく火星に到達し、火星からのデータを送っているのですから、火星が地球の地表や大気のようであったとしても、地球で撮影したものと似て非なるものになります。
それは、垣間見せる火星の空に現れているではありませんか。
NASAは、何に怯えているのでしょうか?