煙を立ち上げ燃え盛るような星の星雲模様

 今日の宇宙画像は、まるで燃え盛る火事場から立つ煙のような雲に囲まれている「燃え立つ星の星雲」です。
 関連の紫色も鮮やかな画像と主役の画像とを見比べるのもまた面白いかもしれません。
 比較といえば、昨日(11月24日)のNHKの南極大陸と高空から見る皆既食でコロナ色彩がはっきりと異なって見えていましたね。
 地平線から逆三角のように月の影が移動する光景、控えめに存在を示すような金星などこれまでは静止画像だけでしか見られなかったのですが、その場にいるような感じで見ることができたように思えます。

IC 405:燃え立つ星の星雲
Credit & Copyright: Robert Gendler
説明:
 波紋を起こしている塵とガス通路は、燃え立つ星の星雲としてその名前を与えます。
 星雲の赤と紫の色は、異なる領域で存在して、異なる過程によってつくられます。
 画像の右の方に見えている明るい星のAE Aurigaeは、非常に熱くて、とても精力的な青く発する光で、ガスの囲みを離れた電子を打ちます。
 陽子が電子を取り戻すとき、赤い光がしばしば放射されます。
 紫の範囲の色は、AE Aurigaeによって発されるこの赤い光と青い光の混合ですが、塵を囲むことによって私たちに映っています。
 2つの領域は、それぞれ発光星雲と反射星雲と呼ばれています。
 この画像に示されている燃え立つ星の星雲は、公式にIC 405として知られていますけれども、およそ1500光年の距離があって、およそ5光年の範囲があり、馭者座の星座の方で小さい望遠鏡で見えます。


 AE Aurigaeを270万年前に放出したと思われているオリオンの大きい星雲は、多彩な環境です。
 肉眼で見るとオリオンの星座の中に小さいけばだったパッチとして現れます。
 しかし、この画像は、オリオン星雲が若い星、熱いガスと暗い塵の混んでいる近隣であることを示します。
 オリオン星雲(M42)の多くの隠れたエネルギーは、星雲の中の最も明るい星のうちの4つであるトラページアムです。
 オリオン星雲の明るい星を囲んでいる不気味な青い白熱は、近くの塵によって反射されるそれら自身の星明りです。
 暗い茶色の塵フィラメントは、範囲の多くをおおいます。
 馬頭星雲を含む全体のオリオン星雲雲複合体は、これから100,000年かけてゆっくり散らばると考えられています。

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