これで火星の空を滑空する予定です

 今日の宇宙画像は、NASAの新型の飛行機です。
 製造本来の目的は、地球での飛行にあるのではなく火星のようです。
 ですから、高高度の薄い大気圏飛行の実験になると同時に太陽光の発電動力を要するために既存の最大の旅客機よりも大きなものになっているようです。
 一つ一つの見た目は、年間行事の一つになっている琵琶湖の人力飛行コンテストの典型のようにも見えます。
 製造会社がこのコンテストの作品を参考にしたわけでもないでしょうが、理想的かつ実用的な設計がこのような形になったものと思われます。
 いわば、琵琶湖の人力飛行コンテストは、ある意味において世界の技術をリードしているのかもしれませんね。

ヘリオスの飛行
Photo Credit: Carla Thomas, courtesy DFRC, NASA
説明:
 この画像は、太陽の力を利用した飛行の実例で、NASAヘリオス航空機は、1903年12月17日ライト兄弟の歴史的な飛行の後、ほぼ100年経って飛びました。
 2001年8月にハワイのカウアイの空北西10,000フィートでここで、描かれ離れて操縦されたヘリオスは、時間につきおよそ25マイルで旅しています。
 本質的に超軽量物に飛ぶために14台の電気モーターで翼をつけた航空機が、AeroVironment社によって造られ太陽光電池を表面に広げました。そして、ヘリオスの印象的な広い247フィートの翼は、ボーイング747ジェット大型旅客機の翼長と全長さえ上回ります。
 日光時間の間に登って、試作品航空機は、最終的にちょうど100,000フィートの薄い高度に達しました。それは、非ロケット推進フライトの記録を破ることになりました。
 ヘリオスは、テクノロジー実演を目的としましたが、地球の表面より上100,000フィートの非常に薄い空中では、ヘリオスの飛行も火星の大気圏で翼のある飛行の条件に近づきました。

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1億年前に衝突した銀河の残像模様

 今日の宇宙画像は、銀河同士の衝突です。
 惑星地球時間で例えるならば、先月あたりに起こった現象とも言えるかもしれません。
 私たちの天の川銀河もそれほど遠くない将来にアンドロメダ銀河と衝突合体するとも予想されています。
 ひょっとして、今日の宇宙画像はそのような様子を遥か遠くから見るようなものかもしれませんね。
 これまでの観測によると銀河同士の衝突では、銀河本体に多大な影響があっても星々にはそれほどの影響が無いようです。
 あるとすれば、新しい星々の誕生が加速されることのようです。
 それでもやはり巨大な重力作用があるのですから、私たちの惑星地球は恐竜時代の消滅以上の変化を経験するかもしれません。

アルプ81:1億年も後に
Credit: W. Keel (Univ. Alabama), K. Borne (George Mason Univ.), NASA
説明:
 惑星地球から、我々はこの強く相互に作用しているアルプ81としてカタログに登録されている銀河のペアを見ます。
これらの銀河は、お互いの最も近い接近以後およそ1億年だけでした。
 不吉な遭遇の間に重力によってもたらされた大混乱は、ハッブル宇宙望遠鏡によるこのカラー合成画像で、ガスと塵が示すゆがんだ流れ、大きい星の形成の混沌状態について詳細に述べています。
そして、20万光年またはそれに近く伸びている潮の尾は、宇宙残骸の向こうに伸びています。
 また、左のNGC 6622とNGC 6621として知られて、それらが最終的に合体するまで、銀河は大きさでざっと等しいけれども、遠い将来に繰り返えしの接近で、1つの大きい銀河に作られる運命にあります。
 この銀河は、星座竜座にあって2億8000万光年離れています。
 NGC 6621の位置を通り抜けるようである暗い垂直帯は、カメラの人工産物です。

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