気まぐれな彗星への「特攻」の成果

 今日の宇宙画像は、彗星探査機スターダストの撮った彗星核の動画です。
 関連として、ハレー彗星、ボレリー彗星、そして今回のウィルト2の塵流動モニター・データです。
 彗星に接近することは、打ち止むことのない集中砲弾の真っ只中に入るようなものでしょう。
 例え1ミリに満たない塵であったとしても互いに加速しているもの同士の衝突は、想像以上の衝撃があるはずです。
 ですから、彗星核への接近は宇宙船の「特攻」に等しいとも言えるでしょう。
 そこまでして得るものは、やはり「起源」知りたいという惑星地球人類の性なのかも知れません。

スターダストの彗星ウィルト2への接近飛行
Credit: STARDUST Team, JPL, NASA
説明:
 彗星核を越えて飛ぶことは、危険です。
 1月2日に、ロボット宇宙船スターダストは、塵と砂の周囲の雲を通り過ぎて掻き分けて進み彗星のまさしくその中心の写真を撮る最初のうちの1つになりました。
 彗星ウィルト2の氷の中心の先例のない表面上の詳細を示す遭遇の短い動画が、ここに描かれています。
 スターダスト宇宙船は、カメラを核に向けたまま回転して通過しました。
 重く彗星の破片の猛攻撃から保護されてスターダストは、素晴らしい状態で打撃を生き残りました。
 核が固く見えたけれども、驚くべきことに、粒子の異なったいくつかの流れにとても断片的なように見えてコマを囲んでいます。
 宇宙船が2006年1月に地球を通り過ぎて、宇宙船で捕らえた記念品を放出します。

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