故に銀河も宇宙も魅力があります

 今日の宇宙画像は、鮮やかな色彩を見せている渦状銀河です。
 主役画像と関連1枚目の画像は、1998年9月21日にデータを得て作られました。
 観測には、紫外線、青、赤のそれぞれの光線による露出によりました。
 それぞれの画像で領域によってはっきりと異なる色彩を見せています。
 例えば、螺旋腕が若く青い星と多くの星形成領域として占められている一方で、中心の範囲は赤みがかったより古い星が多く含まれています。
 また、主役の画像では、左下にギリシャ文字の「シータθ」のように歪められている仲間銀河が見えています。
 より深い観察として、それぞれにメガバイトの詳細画像の設定をしています。

渦状銀河NGC 1232
Credit: FORS1, 8.2-meter VLT Antu, ESO
説明:
 隠れているものがなかったら見えるものだけで、銀河に魅力はありません。
 壮大な渦状銀河NGC 1232のこの画像は、新しい非常に大きい望遠鏡が詳細に捕らえたうちの1つで、とても良い例です。
 見えるものは明るい何百万もの星と暗い塵で支配して、中央あたりで回転している螺旋腕の重力の渦に捕えられています。
 明るい青い星を含んでいる散開星団が、これらの螺旋腕に沿って散在しているのを見ることができる一方で、高密度恒星間の塵の暗い通路がそれらの間に点在するのを見ることができます。
 より見えないけれども検出可能なのが、恒星間のガスと何億ものぼんやりした通常の星の広大な地域です。
 それらは、内部の銀河の力を支配するような高い質量を一緒に及ぼしています。
 見えないものは、私たちがまだ知らない形態での物質のより大きい量としてさえあり、この広がっている暗黒物質は、外の銀河について見えるものの運動を説明するために必要です。
 ところで何が、向こうにありますか?

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