目覚めて冒険を始めるローバーからの眺め 他

1月27日号 目覚めて冒険を始めるローバーからの眺め

 今日の宇宙画像は、ちょっと今は行けない火星の散歩についてです。
 これからローバー・オポチュニティーはこの平地をうろうろします。
 私たちにとっては散歩でも、ローバーにとっては冒険のようです。
 何気なく越せそうな小石でも6個の車輪を持っているとはいえオポチュニティーにとって、転倒を覚悟の徘徊になります。
 スピリッツは、火星の珍しい岩の分析でとてつもない反動?に遭遇したみたいで無断欠勤をしていました。
 やはり「ピラミッド」にはすごいパワーがあるのかも・・・
 そしてまた、双子の見本のように互いの状況が瞬時にオポチュニティーにも伝わったようで、ちょっと機嫌を損ねたようでした。
 ここまで「人間」らしい状況を遠くの惑星火星から見せるローバーがとても愛しく・・・

火星上のオポチュニティー
Credit: Mars Exploration Rover Mission, JPL, NASA
説明:
 あなたは、ちょうど今火星の上で小さいクレーターの中で目覚めました。
 周囲の景色は、味気なく不思議な異国です。
 あなたは、かつてこの世界上にいませんでした。
 あなたは、あなたの故郷の世界の至る所ですぐに中継放送される映像を送ります。
 あなたは、何億もの人々のための目です。
 あなたは、冒険を志します。
 あなたの任務は、この見知らぬ新しい世界を調査して、有史以前の生命の徴候を捜すことです。
 あなたは、6個の車輪、1本の腕とX線眼を持っています。
 あなたを包囲するのは、この画像のように岩床であるかもしれない砂鉄と明るい色の隆起物です。
 あなたは、火星にちょうどこの週末に着陸したオポチュニティー・ローバーです。

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1月26日号 地球上ならば大陸棚に着地したローバー

 今日の宇宙画像は、オポチュニティーが最初に送信してきたデータからです。
 水の痕跡を明確につかめそうな平地というか大地に着陸した模様です。
 新しい火星の画像に出会うたびに思うのですが、本当に別の惑星の風景なんだろうかと。
 まるで地球のどこかの風景を切り取っているようにも・・・
 でも紛れもなく地球以外の惑星の風景なんですね。
 思い立ったらすぐに出向けないもどかしさが募る毎日です。
 最近はしつこく夢の中で出てきて、現在どこにいるのかさえ時として・・・
 このようなサイトを作ったことが良かったのかどうかとも・・・

メリディニア平地への着陸
Credit: Mars Exploration Rover Mission, JPL, NASA
説明:
 ほぼ3億マイル(5億キロメートル)の惑星間の旅行の後でオポチュニティーは、太平洋沿岸標準時で土曜日の午後9時05分ころに火星の表面に降りてはねました。そして、その最終的な突入は、エアバッグで保護されました。
 現在、火星上の2番目NASAローバー、オポチュニティーの着陸場所メリディニア平地は、対のローバー・スピリッツの赤い惑星上で反対側になります。
 火星でこれまでに見られるいずれとも異なった特徴を述べるように、メリディニア平地(別名メリディニア大地)の暗く波打つ地形が、オポチュニティーから最初の衝撃的なカラー眺めでここに描かれています。
 この地域は、灰色の赤鉄鉱(水の環境で生ずる可能性がある鉄を産出する鉱物)が豊富であると思われます。
 エアバッグで作られる円形の影響と引きずり跡がそれを越えてちょうど見える一方、ローバーのデッキの一部が前景にあります。

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