1月28日号 立体視画像で奥行き感をぜひ

1月28日号 立体視画像で奥行き感をぜひ

 今日の宇宙画像は、M1として知られている蟹星雲です。
 フィラメント模様が鮮やかに見て取れます。付録の立体視画像では、奥行き感をつかめるかもしれません。
 関連は、このような星雲模様を今なお毎日のように作り変化させていると思われるパルサーについてです。
 太陽よりも多い質量を有しながらわずか10キロメートルにも満たない直径の中性子星が、とても目立つ星雲の甲羅模様を数日ごとに変化させているとのことです。
 ということは、将来は「蟹」から別の名前の星雲になるのかもしれませんね。
 蟹の進化あるいは成れの果ては、私の場合胃袋ですね・・・

CFHTからの蟹星雲
Credit & Copyright: Canada-France-Hawaii Telescope, J.-C. Cuillandre (CFHT), Coelum
説明:
 これは、星が爆発するとき、離れて取り散らかす状況です。
 西暦1054年に見られた超新星の結果である蟹星雲は、不思議なフィラメントで満たされています。
 フィラメントは、ものすごく複雑なだけでなくて、本来の超新星で放出されるより少ない質量と追い風の爆発から予期されるよりも高速度があると思われもします。
 この画像は、カナダ・フランス・ハワイ望遠鏡(CFHT)で撮られたもので、科学的重要性のために選ばれた3つの色で構成されています。
 蟹星雲は、およそ10光年の範囲があります。
 パルサーが、星雲の非常に中心近くにあります。太陽より多くの質量があるけれども小さい町の大きさしかない中性子星です。
 カニ・パルサーは、毎秒およそ30回転しています。

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