古い銀河での超新星爆発その後

 今日の宇宙画像は、ほとんど新しい星が誕生していそうもないと思われる銀河で起こった超新星爆発です。
 ほぼ10年前の観測になります。超新星爆発の波紋らしきものを付録の立体視画像と主役の拡大画像で見られるようです。
 ところが最近、この銀河M81は、隣接する銀河のM82と重力戦争の真っ只中のようで、銀河内のガスに混乱を引き起こし、新しい星の誕生を促進させつつあるようです。
 星の数ほど銀河があるにもかかわらず、数年に一度しか超新星爆発を検知していないようです。
 多分毎日どこかの銀河で、起こっているはずでしょうけれどね。地球の限界かも・・・
 

超新星生き残り
Credit: Justyn R. Maund (IoA/Univ. Cambridge) et al., ESA Inset Left: Isaac Newton Telescope, Bottom: Hubble WFPC2, Right: Hubble ACS
説明:
 美しい渦状銀河M81の左の全景から始めて、下部の挿入画へ、それから右へと、本当の生き残りをクローズアップします。
 その伴星の超新星爆発という宇宙大変動の生き残りと最近確認された星は、最終的な右の挿入画中央に見られます。
 宇宙爆風からの光は、たぶん、最初のうちは太陽の10倍と同じくらいの星の中核の崩壊によって誘発されました。
 10年以上前に最初の光が地球に着いて、超新星SN 1993Jとしてカタログに登録されました。
 最初に認めた超新星がもはや見えないけれども、範囲の中の塵による小さい反響は、仲間である連星系の中の超新星の生き残りの近くで、まだ見ることができます。
 天文学者は、星の爆発の前の最後の数百年間を生き残っている伴星への物質の相当な移動が、この超新星において見られる特色を説明できると思っています。
 大マゼラン雲の中の超新星SN 1987A以後、近くのM81でのSN 1993Jは、現代に見られる最も明るい超新星でした。

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