星誕生の産声を目撃させた星雲

 今日の宇宙画像は、オリオン星雲近くでの星がまさに誕生し産声をあげた模様です。
 半年前には兆候さえ見せていない領域での突然の星雲誕生でした。
 プロの天文学者ではなくアマチュア天文家が、12センチあまりの望遠鏡で発見したものです。
 星雲の上部からかすかなジェットが噴出しているようにも見えます。
 本当に近いオリオン内での現象で、誕生したての星体系をこれから手に取るように観測できるのかもしれません。

マクニールの星雲
Image Credit: Adam Block (KPNO Visitor Program), NOAO, AURA, NSF
説明:
 1月23日の晴れわたった寒い西ケンタッキーの夜でした。経験豊富なアマチュア天文学者ジェイ・マクニールは、最近取得した3インチの屈折望遠鏡を試用して、よく知られている天体でオリオンの中のM78反射星雲周辺で範囲の像を造っていました。
 数日後に、映像を処理する一方、彼は領域で実在するけれど、全くなじみの薄い星雲状物質に気がつきました!
 彼の友人からのちょっとした援助で、彼の驚くべき発見は、現在、生まれたばかりの星を囲んで新しく見えた反射星雲と認められ、マクニール星雲となりました。
 このマクニール星雲のクローズアップの中央でその先端に若い星を明らかに描いていますけれども、2003年9月以前の範囲の映像の中では見ることができませんでした。
 マクニール星雲の出現は、まれに見る出来事の目撃です。そして、天文学者は熱心にその発展の後を追っていますが、オリオンは空で、数ヶ月の間更なる観察を中断させるほどあまりに太陽に近くなっています。
 オリオン星雲複合体は、離れておよそ1,500光年です。
 その広がりについては、この画像では、10光年未満の範囲です。

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