宇宙にも「終焉」がある摂理について

 今日の宇宙画像は、宇宙の将来に関することを示唆しているという画像です。
 億年単位の話題ですが、宇宙の70パーセントを占めているという「暗いエネルギー」が宇宙の将来を決定するらしいです。
 考えられるシナリオとしては、今までと同じように拡大して崩壊する、拡大から内部に収縮するようにして崩壊する、突然殻を破るようにして宇宙の外部へと崩壊するという3通りがあり、どれになるのかはまだわかっていません。
 どうして遥か遠くの天体を観察するのかという疑問がありますけれども、その意義は、いわば他者を見つめて自己を知る手掛かりを得るのと似たものともいえるようです。
 億年単位の話題であるにせよ知的生命体の宿命ともいえる「知りたい興味」を少しでも満たすことになるともいえるでしょう。

見知らぬ宇宙という風説
Credit: Adam G. Riess (STScI) et al., NASA
説明:
 ほんの少し短い昔、宇宙画像編集者が大学院にいたとき、現在普及している宇宙暗いエネルギーは、今日のように激しく議論されさえしませんでした。
 もちろん、現在この見知らぬエネルギーが、宇宙論についての講義と同様に宇宙を支配するように見えて、宇宙の大規模な拡大を速めている反発する力を与えます。
 実際、最近の明るさ測定値で遠くしたがって古い星の爆発または超新星は、 一般的な拡大が40億年から60億年前に本格的に加速し始めたことを示します。
 その時に暗いエネルギーの反発する力が、宇宙の距離を超えて引力の重力に打ち勝ち始めました。
 このハッブル宇宙望遠鏡画像は、何億光年も遠くに離れている超新星爆発のサンプルを示します。上が以前で、下が爆発後のホスト銀河の像になります。
 ハッブルが正確に計った超新星も暗いエネルギーの反発する力が宇宙時間に関して一定で、そう引力のアインシュタインの本来の理論と一致している可能性があったとほのめかします。
 力が時間とともに実際に変わるならば、宇宙はビッグ・クランチまたはビッグリップで今まで通り終わることができます。
 ただし、約300億年未満の間にです。

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