本当の「水」を探したいローバーの心境

 今日の宇宙画像は、火星ローバー・オポチュニティーの振り返りです。
 アメリカ時間で3月2日の「大統領選」に対するブッシュ陣営の巻き返しのための特別「重大」記者会見の中身です。
 各国の取り上げ方を見ても分かるようにお付き合い程度の報道です。
 何年も前に、火星に「水」があったとか、今も「流動水」として地中深く存在すると衛星データを得ていました。
 発見というほどでもなく、それの再確認に過ぎないでしょう。今回のローバーで目新しいのは、顕微鏡画像を得られたくらいですか、今のところは・・・
 同時の公開画像にしてもこれまでに公表している画像の拡大的なものやその周辺です。
 ということでとりあえずは、最新公開の画像から拡大で「検証」しやすいと思われる画像を掲載してみました。

オポチュニティー・ローバーが示す古代の火星の湿り
Credit: Mars Exploration Rover Mission, JPL, NASA
説明:
 火星は、生命を支えるのに十分湿っていたのでしょうか?
 この質問に答えるのを助けるために、NASAは赤い惑星へ2機のローバー飛行任務に着手し、衛星画像が示し水で覆われていたかもしれなかった地域に、それらを着陸させました。
 火星ローバー・オポチュニティーが、本当にその着陸場所であるメリディニア平地が、かつて全く湿っていたという徴候を見つけた立証を示して昨日、発表されました。
 流動水がかつて流れたという証拠は、硫酸塩で多くの岩が、結晶が成長したように見えるすき間があったこと及び岩の自然の外観を含みます。
 この画像で示すようにオポチュニティーは、その現在、空になった着陸機を振り返ります。
 非常に水が生まれた兆候を示す露出している小さい岩だらけの一部が、また同様にオポチュニティーが着陸した小さいクレーターの端と共に見えています。
 ローバーは、その環境を調査して、自然と水が地域を形作った範囲を確定しようと試み続けます。

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