また記録を更新したとても遠い銀河

 今日の宇宙画像は、最も遠くつまり最も宇宙の初期に近い銀河です。
 この銀河は、赤方偏移の記録を更新しました。しかし、レコードブックはまだ、閉じられません。
 画像的には、その道の専門家にとっては垂涎の的かもしれませんが、私としては関連画像を含めてはっきりといって面白みがありません。
 だからと言う訳でもないのですが、例によってちょっと長めの文章になりました。
 昨日の太陽系の新しい天体同様に、これからも毎週のように新しい天体の発見や確認が続くかもしれませんね。

赤方偏移10:新しい一番遠い銀河の証拠
Credit: R. Pello (Midi-Pyrenees), D. Schaerer (Geneva Obs.) et al., VLT, ESO
説明:
 知られている一番遠い銀河は、何でしょうか?
 天文学者がリストの先頭に立つ銀河を見つけるために競争して、答えは変わり続けます。
 新しく勝ちとった記録保持者は、現在、チリで作動している8.2メートルの非常に大きい望遠鏡(VLT)で、この画像で示されるかすかな汚れです。
 順調に地球が作られる前で、宇宙が現在の年齢の3パーセントよりも若かった時で、132億年前から向かってきたこの銀河の光が発見されました。。
 天文学者は、この銀河のためにいかなる銀河も最初の二桁の要求する10の赤方偏移を推定しました。
 銀河が初期の宇宙でいつ、どのように存在するのかという答のない質問があるので、若い銀河は天文学者にとってとても興味があります。
 確かめられるならば、遠い赤方偏移はまた、宇宙の暗黒時代の終わりに銀河環境に関する価値ある情報を伝えるでしょう。
 この銀河の距離が、一番遠い既知のクェーサーの距離さえも上回るけれども、現在、宇宙マイクロ波背景放射とみなされる広がる熱烈なガスの前で、それは静かです。

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