小惑星に接吻を迫られ冷や汗の地球

小惑星に接吻を迫られ冷や汗の地球

 3月18日午後5時08分(アメリカ東部時間)に、直径およそ300メートルの小惑星が、地球のほほをかすめて通りました。
 予想されていたとはいえ、地球は接近の記録更新に冷や汗を数粒流した模様です。
 月に比べたら蚊よりも小さいこの天体は、2004年3月15日に発見された2004FHと呼ばれる小惑星です。地球とのニアミスの距離は、4万3千キロメートルで、地球の直径の3.4倍あまりでした。
 平均して、2年ごとに2004FHの大きさ程の天体は、ざっとこの距離の範囲内を通ります。
 しかし、これらの小さい天体は、その通過の大部分が検知されません。
 今回の接近を特定し科学者がそれを知り得ただけでも、珍しいことといえるでしょう。

今日の地球画像 2004年3月19日号へは、ここをクリックすると移動します。

++++++++++++++++