宇宙塵を透かして見る天の川銀河の中央

 今日の宇宙画像は、私たちの天の川銀河中央です。
 光学では、宇宙塵に閉ざされて見ることができませんけれども、電波やX線などの観測では、塵を透かして一つ一つの星々を見ることができます。
 関連では、現在観測できる宇宙の全天、宇宙塵を掻き分けているような天の川中央、白鳥座範囲の一部の拡大です。
 身近な観測を感じられるような拡大画像を探してみました。
 いつもよりもマウスの活動を必要とするかもしれませんが、コレクションの1つにいかがでしょうか?

銀河の中心への旅行
Credit: MSX, IPAC, NASA
説明:
 古典的なジュール・ベルヌのSF、地底旅行でHardwigg教授と仲間の探検家は、多くの不思議で刺激的な驚きに遭遇します。
 どんな不思議が私たちの銀河の中央にあります?
 天文学者は、巨大な宇宙塵雲、明るい星団、ガスの渦巻いているリングと超大規模なブラックホールの様なそこに存在する奇怪な天体の一部を知っています。
 銀河中心の多くは介在している塵とガスによって可視光でわたしたちの眺めから保護されます。しかし、それは電磁放射などの種類を使って調査することができます。
 赤外線光線での銀河中心範囲のこの簡単に忘れられない広角度映像は、Midcourse宇宙測定装置(MSX)衛星からのデータを使って造られました。
 この映像マップは、3つの中間の赤外線帯域で作られていて、一方で人間の目に見えない星明りによって熱された銀河中心の近くの宇宙塵雲から熱い放射を、青、緑、赤の色彩で明らかにして見せます。
 銀河中心が画像中央の明るい点であるのに対して、銀河面はこの映像の中央に沿って走ります。
 このトリミングされた映像の視界は、およそ2.5度×1.5度です。

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