彗星の眺めが良くても衝突はパス

 今日の宇宙画像は、昨日に引き続き彗星ですが今日は彗星C/2001 Q4(NEAT)です。
 関連として、彗星の尾についてと思いましたがとてつもなく長くなりそうでしたので、ハッブル宇宙望遠鏡の撮った彗星画像から3点です。
 最初の2点は、1994年7月彗星シューメーカー・レビー9の惑星木星への突撃についてです。
 3点目は、ヒャクタケ彗星の2種類の観測画像です。
 数キロメートルという小さな彗星であれ、突撃してくる天体は、やはり恐怖です。
 そういえば、数十メートルの氷の塊りが、毎日数百個以上も地球に突撃しているようですね。
 地球が水に恵まれている要因のひとつかもしれません。

彗星C/2001 Q4(NEAT)
Credit & Copyright: Loke Kun Tan (StarryScapes)
説明:
 遠い太陽系から帰りに、彗星C/2001 Q4は、まもなくまさに内部の惑星地球の軌道を通り過ぎて、5月の南の空で見える2つの明るい、肉眼で見える彗星のうちの1つになるでしょう。
 ほぼ3年前に地球接近小惑星追跡(NEAT)プロジェクトに最初に見つけられたQ4は、つい最近の4月18日(左)と19日(右)にチリのAlcohuaz近くの場所から、望遠鏡で衝撃的な眺めで記録されました。
 長い上品な尾の構造の著しい変化は、4月19日の尾の中心点に近い劇的なよじれを含む2つの写真を比較することによって見ることができます。
 あなたが各々の映像の上部の近くのしみとして見える背景銀河NGC 1313と尾の位置を比較するとき、空をさっと通り過ぎている彗星の明瞭な移動がそれとわかります。
 惑星地球で最も接近したその出会いが5月7日周辺である一方、太陽に最も近いQ4の接近が5月15日にあります。

今日の宇宙画像 2004年4月23日号へは、ここをクリックすると移動します。