昼の空が青い理由と同じ青い星雲

 今日の宇宙画像は、電波からガンマ線までの幅広い様相を見せるロー・オッフィユキー星雲とその周辺です。
 関連は、このロー・オッフィユキー星雲と球状星団M4、そして反射星雲と星々の誕生している星雲などです。
 ちょっと鑑賞できそうな星雲などを探しているうちに、そのような構成になりました。
 それなりに関連付けたつもりですが、そう思われないときには、ご案内の画像コレクションとしてでも・・・
 出張前の駆け込み公開です。

ロー・オッフィユキーの多彩な雲
Credit: Adam Block (KPNO Visitor Program), NOAO, AURA, NSF
説明:
 ロー・オッフィユキー(oh'-fee-yu-kee)雲の多くの素晴らしい色は、そこで起こる多くの過程を目立たせます。
 青い範囲は、反射する光によって主に輝きます。
 星のロー・オッフィユキーと近くの星々からの青い光は、星雲のこの部分を離れて、より能率的に赤い光に反射します。
 地球の昼間の空は、同じ理由のために青く見えます。
 主に星雲の原子の及び分子のガスからの放出のために、赤いと黄色の領域が輝きます。
 近くの青い星々、とくに明るい星のアンタレスよりの精力的な光が、ガスから離れて電子を打って輝き、電子はガスに入って結合し直します。
 暗い範囲は、若い星の大気圏で生まれる塵粒状物に起因して、効果的にそれらの背後で発する光を遮断しています。
 ちょうど端の左下上に見える球状星団M4の前にあるロー・オッフィユキー恒星雲は、人間が見ることができるよりもカラフルでさえあり、さらには、電波からガンマ-光線までのあらゆる波長帯域で光を発します。

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