拡大鏡でも見つけ難い太陽の中の水星

 今日の宇宙画像は、便乗が好きなマスコミが囃し立てた金星の太陽面通過の前座、惑星水星の太陽面通過です。
 関連1枚目の画像も主役の画像同様に、水星がとても控え目にポーズしています。
 そこで、更なる関連画像では、控え目な水星を主役まで引き伸ばしたギャラリーとしました。
 太陽面の比較対象が映っていませんけれども、存在を少し示している水星を愛でて頂ければと・・・

点を打っている水星
Credit: SOHO - EIT Consortium, ESA, NASA
説明:
 この画像で、惑星を見つけることができますか?
 太陽系の一番奥の惑星水星の小さいディスクは、惑星地球の普通の付近から見て2003年5月7日に莫大な太陽ディスクの前を横切るのにおよそ5時間を費やしました。
 太陽は、ヨーロッパ、アフリカ、アジアまたはオーストラリアで観測者にとって全ての他の天体面通過の間、地平線より上にありました。そして、地平線は、太陽をじっと見つめているソーホー宇宙船にとって確かに問題ではありませんでした。
 黒い点とみなされる水星は、ソーホーの極端な紫外線カメラによるこれらの4つの映像で、一番上の映像の左から一番下の映像の右に進みました。
 太陽の可視の表面上範囲を強調する極端な紫外線によるパネルの偽色彩は、別々の波長に相当します。
 これは21世紀の間に起こる水星の14の他の天体面通過で最初のものでしたが、次の類似した事象は、今度の火曜日に到来する金星のとても稀に見る他の天体面通過です。
 水星が点を打っている注釈が必要ですか?
 ちょっと画像をクリックします。

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